October 2024
October 30, 2024
Milanoのmercato…青空マーケット❤️Part 2
前回からの続きです(Part 1からご覧ください)。
しかし先ずはHAPPY HALLOWEEN
写真左:我が家にはドイツで買った(魔除けとして)魔女さんが何人かいます。
Mizkoのミラノ生活でもメルカートは欠かせない存在です。
この曜日のメルカートのこの出店でしか(我が家の周辺では)買えないという物もあります。
例えば、大根や白蕪は水曜日に出るとあるお店(時々この出店では里芋もあります)。
アクセサリーのパーツは金曜日に出る一軒のお店。
他はお野菜や果物、チーズ、生活雑貨は木曜日に出るとある出店がお気に入り。バッグは木曜日、金曜日。アクセサリーは木曜日、生花は必ず木曜日のあの出店とお気に入りのメルカート、お気に入りの出店があります。
寒い日でも雨の日でも雪の日でも毎回商品を並べ、片付ける…その手際は本当に良く、私の展示即売会を毎日別の場所で繰り返して開催しているようなものです。(写真は全て木曜日メルカートにて)
今回の写真の撮影日は雨でしたが、傘を差したり、雨ガッパを着用しながらも、人出がかなり多かったです。
最初の頃はどのお店が信用出来るかも分かりませんから、買ってきた長いアスパラガスの包みを開けたら、全部途中から折れた短いアスパラガスだったことも、傷んだイチゴやオレンジもありましたし、値段を誤魔化されたこともありました
そんな悔しい経験も積んで、売り手さんとのやり取りを覚えました。
大事なことは彼らとのコミニュケーションです
どの曜日のメルカートでも何人かには顔も覚えて頂きましたし、私という人間も知ってもらい、信頼関係が出来ましたこうしたお店では品質も会計も安心してお買い物が出来ます。
そして彼らが私に、お金に気をつけろバッグを早く閉めなさいあの人はスリだから油断するなと注意をしてくれます。
また私はメルカートでは一切値切りません。雪の降る中、雨の中、酷暑の中で、毎回商品を並べ、立ちっぱなしで接客して、また片付ける…連日この繰り返しをしているわけですし、提示されたお値段で十分に納得するので値切りません。
逆に寒い日には携帯カイロやお菓子を差し入れたり、お友達のようなお付き合いをしています。
それに信頼関係が生まれると、黙っていてもあちらから値引きしてくれます。
暑い日には、冷たいミネラルウォーターのボトルを頂いたり、カフェをご馳走になったり…先日もメルカート近くのバールでスプマンテを飲んでいたら、顔見知りの出店のお父さんがたまたまやって来て、私のスプマンテを指差して言いました…「それは俺の奢りだ」
売り手と買い手には、日本のような距離感も上下関係もなく、人と人の平等な繋がりです。
それを得るには、自分から口を開かなければ何も始まらない
そしてコミニュケーションの始まりはご挨拶からですね。
どこに行ってもよそ者の私には、守っている一つのルールがあります。
『よそ者は自分から挨拶しろ』
madame_mizko at 20:32|Permalink│Comments(0)│
October 25, 2024
Milanoのmercato…青空マーケット❤️Part 1
日本にあるようなスーパーマーケットはsuper mercato(スーパーメルカート)と呼ばれます。
ミラノでは毎日どこかでこのメルカートが開催されていて、毎月最後の日曜日に開催されるアンティーク中心に売られるメルカートもありますが、ここでは決して特別なイベントではなく、深くミラノ生活に関わる大切なメルカートについてお話します。
ミラノ暮らしを始めた頃には、このメルカートの規模の大きさやどれだけミラネーゼの人達の生活に必要なものかに驚いたものです。
確かにミラノにはデパートはありますが、数もずっと少ないですし、日本の百貨店ほど品揃えはありません。ミラノDuomo(大聖堂)の近くにある有名デパートは、超高級ブランド品が並び、観光客に人気があります。
普段の生活には、矢張りメルカートの存在は大きいです。
メルカートの出店数は場所にもよりますが。売られているのは、野菜、魚、パン屋、卵、お肉、チーズ、蜂蜜、お花、雑貨、子供衣類、洋服、靴、下着、バッグやお財布、スカーフやマフラー、アクセサリーやアクセサリーのパーツなどなどたくさんの物が出ます
チーズや蜂蜜、卵もそれだけを売る専門店が出るところもあります。
スーパーマーケットに行くよりも品数も多いですし、フリーマーケットと日本で呼ばれるものとは全く違います。
確かに古着を出すお店もありますが、ほとんどが新品ですし、工場直売やちょっとしたアウトレットのようなお店もあります。
ミラノ市内に実店舗を持っていながら、メルカートにも出店する人。
そして今のこの円安では、まともにデパートや実店舗での買付は不可能です
私の狙いは、メルカートの工場直売、アウトレット、ミラノ市内や郊外に実店舗を構えているお店での買付です。
メルカートであればお店にお家賃がかからないので、その分ずっとお安い
アウトレットもストックの中から直接持ってくるので、これ以上のお買い得はありません。
この酷い円安の中で強い味方です
中には日本に販売に行っているお店もあります。
またミラノ市内に実店舗を持つオーナーさん自身もここで買付をしていることも多々あります。何人かとご一緒したことがありますからね。
長い経験から、同じお店でも、メルカートにより販売する商品や値段が違うことも知りました。それはメルカートが開催される地域の環境によると思います。
私の住んでいる近くのメルカートでは、良い品質で少し値段が高いものが出ます。
(彼女達はとんでもなく背が高いので、すぐモデルさんだと分かります)お値段は数十セントの物から、数千ユーロの物まであります。
家から歩いてすぐのところに有名デパートもありますが、閑古鳥が鳴いているような状況です。しかしメルカートではミラネーゼの購買意欲は本当に凄まじいです
特に女性は服やアクセサリー、靴、バッグ、そして今のシーズンならばカシミアセーターですかね。
私のお気に入りのメルカートは、毎週火曜日、水曜日、木曜日、金曜日に開催されます。
時間的には朝から13時頃までですが、これもメルカートによって、その日の天気によって、その時の売り手さんの気分によって()早くお店を片付けて帰っちゃう時もあれば、14時頃まで出店している時もあります。メルカート終了後一斉に清掃車が来て清掃をするので、遅くても14時頃までです。
ですから私は、不調の時や気持ちが強気になれない時には、特に買付目的では行きません。慣れないと、迫力ある人々のパワーに圧倒されてしまうでしょう。
ここでこそ、ぼやぼや、ぐずぐず、モタモタ、はんなりは禁止です
メルカートのお話はまた次回に続きます
madame_mizko at 21:30|Permalink│Comments(0)│
October 14, 2024
人生初体験の電気❤️
我が家は日本に長く帰国することもありますし、ミラノでは交通に大変便利な場所に住んでいるので、車は必要な時に必要なタイプの車をレンタルすることにしています
(写真山の中のホテルのバー:無愛想な看板娘が椅子に座っていました
「山歩きをしていてランチを食べ損なっちゃったんですけど、この時間でも何か食べられる物はありますか?お腹空いちゃった〜〜」と言って用意してもらった、この地方のシュペックとチーズを挟んだホットサンド。山歩きの後の腹ペコにはとっても美味しかったです
ランチも大体15時までです。ミラノでもバーやカフェでは、こう言って時間外に何か用意して頂くことがよくあります。そうしたこともここでは全然有りです行き付けのバーやカフェでは、「あ〜〜お腹空いた〜〜何かある?」っていう感じです
写真左:トレンティーノ産のワインやスプマンテ、シュペックやソーセージは勿論ですが、その他にも左のようなものをいつも買います。ホワイトアスパラガスのピクルス、お酒漬けのフルーツ、小さい瓶のお酒は蓋がカップになっているので、山歩きに持って行きます。特に寒い時期には、これをキューっと飲んで体を温めます地ビールも美味しいです)
この日はLinate空港にレンタカーをピックアップしに行く時、タクシーが拾えなかった為、新たに開通した地下鉄に乗りました。
暫くしたら急に運転手さんが立ち上がり、車内に貼られた地図を見ているのです。今時の地下鉄ですから、自動操縦に切り替えたのかしらそれにしても何故地図を見ているのと思ったのですが、その人は乗客でした。運転手さんはいません
確かに空港内を移動する電車や遊園地の乗り物も自動運転ですが、この地下鉄も完全自動運転でドライバーレスだったんです話には聞いてはいましたが、いざ自分が乗ってみると、いやいや昭和生まれの私は、暗い地下を運転手さんがいずに結構なスピードで走るのは落ち着かない
そしてそれは日本が誇る日立によるものです🇯🇵大きな契約をしたらしく、これからはどんどんとこのドライバーレスの地下鉄がミラノで発展するようです。
詳しくは以下をクリックしてご覧下さい。
ミラノ、ドライバーレス・メトロ写真左/一番右:Lucanica、ルカニカとここでは呼ばれていて、スパイシーなソーセージです。
写真左/左、真ん中:湖畔にあるレストランにて。
ルカニカで出来たハンバーグのような物。マッシュルームと焼きポレンタ。
写真下:私はベリー類が大好きなんですが、この辺りはとても安い価格はミラノの三分の一くらいです
日本でフルーツを食べると、唇がピリピリしたり、喉が痒くなるのですが、ここではへっちゃら
ベリーのジャムを挟んだトレンティーノのお菓子
山に行くので充電が心配でしたが、このランクの車はこれしかなかったので借りました。
途中ハイウェイでバッテリー残量が既に50%になってしまったので、山奥に入る前に充電をと思ったのですが、ガソリンスタンドならば充電スタンドが必ずしもあるとは限らないことを初めて知り、充電スタンドがあるガソリンスタンドを探さなければなりませんでした。
運良く、一軒のガソリンスタンドの敷地の外れたところにぽつ〜んとありました。
しかし50%充電するのに2時間近くかかり、料金は51ユーロでした。
山奥で充電スタンドがあるかが心配でしたが、私の行く小さな村には、よ〜く見ないと見過ごしてしまいそうな所にですが、ぽつ〜んと充電スタンドだけが何ヶ所かに立っていました。
これで安心と思ったのも束の間。全てがクレジットカード払いですが、お買い物でいつも使っているカードなんですが、我が家が持っているカードのどれも使えない
それをchalet(シャレー)のオーナーさんにお話したところ、それはお気の毒と言って、直ぐに充電器をchaletに設置して下さいましたあ〜〜助かった
それでも山奥のドライブでは電欠が不安でした。もう電気自動車は山では懲り懲りだあ〜〜〜
しかしいくつになっても新たな経験はMizkoの人生のスパイスとして大切なこと。
山を走りながら、写真のような集落を見つけると寄ってみます。どんなに小さな集落でカフェの一軒も無くても、必ず教会はありますからね。そしてこの集落で出会ったマリア様です。
それぞれの家に昔の写真が貼ってあって、その時代のこの集落での生活ぶりを知ることが出来てとても興味深かったです。
観光客も来ない場所に、心のまま、気の向くままにぶらりと旅して、現地の方と交流するのがMizko流の旅ですmadame_mizko at 20:53|Permalink│Comments(0)│
October 03, 2024
完全買付フリーのバカンサ❤️
京都展示即売会まであと2ヶ月を切り、スタッフ一同着々と準備を進めております。
今回はクリスマスシーズンですから、色々な企画を立てて、必ずや飛び切り楽しい4日間にしますので、どうぞお楽しみに〜
(2024年京都展示即売会は、
日程:11月28日木曜日一度でもMizkoの商品をお買い上げ頂いたことのある方を含む常連さん、そしてその方のご紹介者に限ります(京都流に言えば一見さんお断り)
会場:京都/ちいさいおうちGallery Little house
詳細はまた後ほど)
さて買付も一段落したので、秋冬物が出揃う前にと先月暫く完全買付フリーのバカンサで、山籠りをしていました
ここでは、買付したくてもお店がない
買付人の辛いところで、こういう状況に自分を置かないと、ついお客様のお顔を思い出し、あ〜これはAさんへ、あれはBさんにお似合いではと次々と頭に浮かんでしまい、買付というお仕事からフリーになれません
もうすっかりMizkoのイタリアでのセカンドハウスになっていて、何度も皆さんにもご紹介したTrentino(トレンティーノ)の山の中にある、プライベートSpa付きのchalet(シャレー)に行っていました(写真左)。
(写真左下:既に朝晩は暖炉が必要な気温です)
ご近所の村々には日本人というよりもアジア人が一人もいないので、今ではMizkoの存在も有名になって来ました
厳密には、近場の沢山の村を合わせたら、唯一一軒だけオシャレなブティックがあります。商品のテイストを見て、最初は失礼ながら、場違いと思ってしまいましたが、衣服、バッグ、アクセサリー、靴まであり、どれもMizko好みでサイズもぴったり。
オシャレな店員さんごと乗っ取って、看板だけを『Mizko’s Via Marcona』と変えてそのまま営業したいほどMizko好み
しかし今の円安では残念ながらここでの買付は難しい為、Mizkoのプライベートファッションを揃えるお店になっています。そして毎回爆買いいや〜自分のお買い物は本当に楽しい
お買い物と商品となるものを探す買付とは全く違うと改めて感じました
chaletやこれらの村との出会いも偶然でしたが、特にこうしたお店や美しいマリア様との出会いはいつも偶然。
ネットで探したわけではありません。
宗教云々全く関係なく、神社仏閣、教会が大好きな私は、地方の教会巡りが大好きです。山奥のちいさ〜〜な教会でも美し〜いマリア様がいらっしゃるのです。
写真左は山奥の小さ〜な村に一軒だけあるグルメショップ。
裏の工場で製造されたソーセージやハム、ジャムなどもあり、どれも新鮮。
いやいや沢山の美味しい物で詰まっています
トレンティーノに行くと帰りの荷物がすごいんです
美味しい物が有りすぎ車いっぱいに積んで来ます。
蛇口から飲む山のお水でもとっても美味しいですけれどね
本格的な味で美味しかったです
写真左の中央丸印の中なんですよ〜これでも少し拡大して写真を撮影しました山の中にポツ〜〜〜ン
偶然にスペシャルを見つけるのはMizkoの特技かと思った瞬間でした
新鮮な空気とトレンティーノ産の美味しい食べ物にワイン。毎日山や湖畔を10キロ以上歩き、動物とも触れ合いアルプスのハイジ気分に浸り、心温かい村人の皆さんとの交流。
chaletではスチームサウナとドライサウナに癒され、やっぱりここはまたMizkoが帰りたい場所です。
ミラノに戻る日、どうしても帰りたくなくなり、急遽近くの小さな村に泊まりました。
この時も偶然に見つけたB&B。お部屋にドライサウナとバスタブ、そして湖を眺めるテラスもあり、とてもスペシャルで素敵でした
そしてここでもすぐ横にマリア様がいらっしゃいました(写真右下)
今の時代はどんな出会いもネットを通じてかもしれませんが、私はやっぱり偶然の出会いが楽しい運命を感じますしね
madame_mizko at 19:45|Permalink│Comments(0)│