April 2022
April 22, 2022
ミラノ、アパートメント探し❤️ファイナル・遂に見つけた!
Part 2でお話したように、だいぶ自分の条件に諦めを感じていた時でした
いつものように物件サイトを見ていると、今の家から歩いてすぐのところに「只今リフォーム中」というお知らせの画像だけが出ている物件がありました
(写真右:リバーシブルタコちゃんに一目惚れして買ったイースターチョコレート、開けました。チョコよりキュートなタコちゃんが欲しかった
でもチョコも美味しかったです
)
物件の説明を見ると私の条件とほぼぴったり、う〜んもうちょっと広さが欲しいけれど、何しろ希望の広いテラスもセカンドバスルームも有り、完全リファームとのことなので、真っ新な物件だ〜もうこれ以上文句は言えない。
住所が記載されていたので、先ずはいつもの外観チェックに行ってみた。
今の家から180mほどの近さで、よく行くカフェの隣だった。
外観は、建物に落書きもなく、ガラス越しに見えるレッドカーペットが敷かれたエントランスもなかなか素敵だった。広いテラスがあるとのことだが、通りからは細長いバルコニーしか見えず、テラスは通りと反対側にあるのだろう。
しかし通りに面しているし、方角から、「明るい、静か」という物件情報には疑いを持った
気になって気になって仕方がなく、写真がアップされるのが待ち切れず、仲介業者に連絡を入れてみたが、「リフォームが完了してからのご案内」としか回答が得られなかった。

兎に角気になって、どんなに他の物件情報を見ても頭に入ってこない
一旦この物件の写真がネットで紹介されれば、(書いてある情報が正しいのであれば)直ぐに借り手は決まってしまうだろうと思うほど、立地も条件もとても良かった
それだけにネットから目が離せなかった
邪念や思い込みがあってはいけないと思い、長い瞑想を繰り返し、頭を空っぽにした。
その後改めて目を瞑った時、最初に浮かんだのはこの物件だった。その瞬間に「よしっ
」と思った。
そこで思い切って勝負に出ることにした。
これだけ気になるのだから、この自分の「直感」に運命を託すことにした
女は「度胸」だ
(あ〜「女は愛嬌」でしたね
でも女もここぞという時に「度胸」は必要です
)

家族にも話し理解を得て、私の「直感」で契約することにした
即不動産屋さんに連絡し、必要書類を揃え、契約の準備が始まった。
まあ不動産屋さんとのやり取りも呆れるようなことが多かった
相手は「こっちが何も知らない外国人」だからと思っていたかもしれないが、私は自分の経歴から、こうした賃貸借契約や法律についてズブの素人ではないので、何度も抗議をし、契約書を半ばこちらで作り直したって感じだった。リフォームがまだ完了していないのに部屋の受け渡しを言われた時には、
「はぁ〜〜〜

なんで私がそっちが始めたリフォームも職人さんも引き継がなきゃいけないの〜〜〜あの〜何年この仕事してるんですか
」ともう笑ってしまった
これまでかなりのエネルギーを要した物件探しだったが、いよいよ完全リフォームが完了し、内見した時には、まるで私の心の中を覗かれていたように、細々とした私のわがままな条件までも満たしてくれていた
通り沿いの入口から、私が見たレッドカーペットのエントランスをしばらく行くと、そこには思いもしなかった中庭があり、お目当の物件はその先の建物だった。四方がどの通りにも面していず、グーグルマップでは見つからない
これは確かに静かである
それにどのお部屋も電気が付けっ放しなのかと思うほど明るい
そして広いテラスには大満足


(写真:タコちゃんの下3枚、新居のパティオ。四季のお花が楽しめそう
テラスからお花見ができるのも嬉しい

)
こうして私は、新居と出会うことが出来ました
日本の物件探しの注意として、「インターネットの物件情報や不動産会社の物件情報だけで契約を決めるという方はいません。 内見は、そのお部屋に住むかどうかを判断する大事な作業でもあります。」と有りましたが、内見せずに契約を決めた人がここにひとりいま〜す
この奇跡的な出会いに深く感謝
その後不思議なメッセージとも出会いました(写真右)
横断歩道を渡ろうとしたら、正面のビルの壁に落書きではなく、紙で貼られていた一つのメッセージ…
『目を閉じて、そして見てごらんなさい』
April 16, 2022
12th Anniversary、いつも有り難うございます❤️
本日4月16日Mizko's Via Marconaは12周年を迎えました


(写真のMizkoの思いは…『世界は本当に暗いニュースばかりで不安な日々だけど、自分のペースは決して乱されず、しっかり前を向いて今を精一杯生きる、そんな私でいたい』
)
この2年間はコロナ感染防止の為に活動を休止させて頂いていますが、私にとっては、コロナ前までの10年間は3〜4ヶ月毎に東京とミラノを行き来する生活で、ミラノに戻ってもすぐまた旅に出て、ミラノにいる時間があまりない…そんな生活でした
しかしこの2年間は久しぶりにじっくりとミラノで過ごしました🇮🇹
(写真:ミラノはちょうど今Pasqua[パスクア=イースター]、卵型のチョコも鳩の形のcolomba[コロンバ]も買い込みました
一個の卵は、”リバーシブル”のタコちゃんのぬいぐるみに惹かれて衝動買い
)
いつも3〜4ヶ月振りに日本に帰ると、周囲の方々に「Mizkoさんに会うと元気になる」「いつもパワフルだ」と言われていましたが、その度に「ミラノでしっかり充電して来たから」と答えていました。
しかし今回はミラノでこれだけお休みしていますし、今のMizkoのパワーは半端じゃないかもしれませんよ〜こうしてお休みの間も日記を読んで下さったり、メッセージを下さったり、このショップとMizkoを忘れないでいて頂き本当に有り難うございます
まだまだコロナも安心できる状況ではありませんが、皆さんとの再会時には、このお休みの期間を遡り、10周年記念イベントを開催します
勿論スペシャル感満点な
楽しい企画とMizkoの十分に充電した元気パワーで皆さんをお迎え出来ますよう、その時まで有意義な時間を過ごして参りますので、皆さん、楽しみに待っていて下さいね❤️
どうぞこれからもこのショップとMizkoを宜しくお願い申し上げます
April 11, 2022
ミラノ、アパートメント探し❤️Part 2
1回目の物件内見では、外観とその内部の違いにかなりがっくり来た私でしたが、さっさと気持ちを切り替えて物件探し続行
(写真:久しぶりにDuomoの方に行きました先ずは、イタリアでテラスとは
バルコニーとは
日本では「ルーフバルコニー」、「ルーフテラス」、「バルコニー」、「ベランダ」、「テラス」と色々と呼び名があるようですが、イタリアでは”terrazzo” 又は ”balcone”で、長いbalconeには別名があるようですが、私が見た物件情報ではこの二つの言葉で出ていました。
”terrazzo”は一階にあるとは限らず、日本で言う、「ルーフバルコニー」、「ルーフテラス」、「テラス」を意味すると思います。私の今の家は、5階のペントハウスで "terrazzo" と "balcone" があります。
イタリアでの"balcone"は、日本の「バルコニー(屋根がない)」、「ベランダ(屋根がある)」の両方を意味するようです。
オマケ:ペントハウスでお部屋の広さは20平米くらいなのに、テラスが100平米を超えていて、その上屋上ジャグジー付きという物件もありました。こうなると室内は単なるお手洗い&物置で、テラスでキャンピング生活

いよいよ私が興味を持った物件は……
(Mizkoの新居条件については、Part 1 をご覧下さい)
1)条件を全てクリアーにしたペントハウス発見
日当たり抜群、広いテラスも魅力
再び心をワクワクさせて、先ずはロケーションと外観を見に行った。ネットで見る限り、ここは期待度がかなり高かった
が〜〜〜〜外観を一目見てガックリ





建物一階の外壁中にたくさんの落書き





しかしネットに出ていたその物件の外観写真は、落書きを隠すように撮影されてるぅ〜〜
これだけ沢山落書きされっぱなしでいるというのは、このビルの管理ってどうなってるの

不信感が募るばかりで、内見する価値なし
「没」
他人の家に落書きする人間には当然腹が立つが、お商売道具に落書きされっぱなしで、そのままお商売を続けている人間も腹立たしい
(今の家は住んでこの19年間に一度だけ落書きをされましたが、直ぐに消されました)2)条件を全てクリアーにした上に、リフォームしたての真っ新な物件発見
1)の落書きの件もあり、ここも先ずは場所と外観チェックに行った。
ネット情報から、今度こそはとかなり高い率で「決め」を考えていたので、またまた心弾ませて行った
が〜〜〜ネットに記されたその物件の住所に、写真で見た外観の建物がない




目の前には、ネットで見たレッドカーペットが敷かれた素敵なエントランスとは程遠い、落書きされた壁の間に薄暗い粗末なエントランスがあった




この〇〇通りには素敵な建物が並んでいるが、どう周りと比べても外観はワーストナンバー1の建物だった
それにしても、このレッドカーベットが敷かれた素敵なエントランスはどこの写真だろう
と思って周囲を見渡したら、全く関連性がない、なんとお隣の建物のものだった



どんなにリフォーム済みで内部は美しくても、他人の美しいエントランスの写真を勝手に借りて、それでごまかして営業する根性は許し難く、内見する価値なし
即「没」
それだけではなく、物件の住所に行ってみたら、写真と同じ外観の建物はないということは他にも2軒ほどありました。どうしても見つかりませんでした。
それから2〜3軒、立地と外観を見ましたが、内見したいと思える物件には出会えませんでした
もう立地条件を変えるしかないのかな〜、条件④『バスルーム二つ』と⑤『広いテラス』のどちらか一つにしないと、両方は無理かな〜と諦めかけていたところ、ネットで目に止まったたった一つのお知らせ。これが私に奇跡を与えてくれました
その結果、私の条件全てを満たす、いえいえそれ以上、そっと胸の中にしまっておいた、Mizkoのわがままな条件も全てクリアに出来ました
是非続きもご覧下さいませね。お楽しみに〜〜〜
April 05, 2022
ミラノ、アパートメント探し❤️Part 1
さて、実は今私はミラノで家が2軒あります
というのもお引越し中。それもゆっくり片付けながらしているので、あと2ヶ月くらいは2軒を行ったり来たりします
まあ〜〜この新しい物件を見つけるまでには色々ありました〜
ここに至るまでのお話を何回かに分けてお話したいと思います。お引越しをする理由などは後日に。
①立地=今住んでいるエリア
(エリアを変えれば、もっと広くて安い物件もあったのですが、矢張りこの便利な立地条件は譲れませんでした
Duomoからゆっくり歩いても20分ほどですが、Duomoの辺りより物価も安いですし、何よりも二百メートル四方に全てある
ロックダウンの頃の『可能な行動範囲二百メートル四方』という厳しい規制も何の問題もありませんでした。)
③三階以上(それ以下だと日当たりが悪い
)
④バスルームは二つ(お客様用バスルームが欲しい
)
⑤広いテラス(東京の家も広いルーフテラスやベランダが何ヶ所にもあるのと、ミラノの自粛生活でもテラスでの時間にどれだけ癒されたかと思うとテラス無しは考えられない
)
⑥日当たり良好(東京の家もミラノの家も日当たり抜群なので、日の当たらない暗く陰気な部屋は勘弁して欲しい
)
ネットでお値段や広さを入力せずに、先ず①②④⑤をフィルターにかけると、もう既に数える程の物件しか残りませんでした。中でも一番の難関は④と⑤と両方の条件を満たす事でした。
(ベッドの上の脱ぎっぱなしの服、ゴミ箱の中のゴミ、ベランダにほっぽり出された汚い椅子やテーブル、バスルームに無造作に掛けられた使用済みタオルにバスローブ
)
物件の写真、逆さま、縦横バラバラはヤメて下さい
家具付き
というより、ご自分(オーナー)が要らなくなったものを全部置いてあるんじゃないですか
本棚に隙間がないほどの本、棚の上の沢山の飾り物、壁に飾られたいくつもの絵画、私の趣味ではありません。クッションがもういかれちゃったような大きなソファ、全部邪魔です
上記のオーナーさん、お商売をやる気マジでありますか
70平米くらいの家でバスルーム3ヶ所は要らない
180平米くらいの家でバスルーム1ヶ所。お部屋狭くしていいから、バスルームもう一つ作って〜
そんな中今の家の近くに素敵な(写真ではそう見える)物件を見つけました。
条件④は叶わないのですが、兎に角写真では惹かれました。
先ずは外観を見に言ったら、うっとりする程美しい「ヴィラ」
これには心ときめき、日を改めて内見することにしました………
セキュリティもしっかりしているし、何しろこの外観
「あら〜ん、本当に素敵じゃな〜〜い
」…と思ったのも束の間

”Portier”とは聞こえは良いが、外に出て来たのは、ヨレヨレのジャージーを着たおっちゃん管理人
もうそれからは最初の「あら〜ん」の印象はジェットコースター並みの急降下
ヴィラの入口である扉を入ると、昔の表参道の同潤会アパートを思い出すような古さと暗さ。
そしていよいよ4階のネットで見た物件前に来た。
中に入った最初の印象は「暗っ
写真で見た印象とは全然違う
」
床に散りばめられたタイルのモザイクは、アートと言われればそうだが、日本の昭和っぽくて、昭和の良さというよりもただただ古くさく思えた。
そして何よりそこに漂うオーラが暗くて陰気で重くてもうダメ
テラスからはミラノ大聖堂の上部が見えていて、同行した不動産屋さんはそこを一押ししていた。
ここまでで既に私のテンションが落ちているのを知ったかのように、盛り上げようと、「ほ〜らDuomoですよ〜」と何回か私に言ったが、一度落ちた私のテンションは上がらず、「Si Si. (はいはい)」と愛想なく答えた。しかし止めはこれからだった。
(写真右:工事の外装カバーもイタリアカラー🇮🇹)
一部屋だけカーテンが開けられていなかったので、カーテンを開いた時、ここがミラノだとはとても思えなかった。それは昔見た、香港の決して高級ではない高層アパートで、お鍋やフライバン、あらゆるものが置かれているベランダのような小汚いさと何も変わらなかった
この物件は、楽しい気持ちで「お家に帰ろう
」と思えるような家では全くなかった


世界遺産のアマルフィ海岸でも、美しい海岸線を外れたところに積まれたゴミの山。

シチリアでの海岸ドライブで、果てしなく続く道路沿いに捨てられたゴミ。
見えるところだけを美しく飾り、見えないところではこんな光景に出会い、私は何回かがっかりしたが、この物件には同じような印象を持った。
その上にこうしたアパートメントでも、お値段は「ミラノ価格」
冗談じゃな〜い
………
で、Mizkoの物件探しは続きます
(写真右:Via Marconaにある私が気に入っているアパートメント。しかしご覧の通りの小さなバルコニーしかないのが残念
)




















