March 2022

March 25, 2022

2022年3月25日(3=ミ、2=ツ、5=コ)ミツコの日❤️

まだまだコロナが続く中、戦争にそして地震、停電節電、物価上昇……IMG_1558
いい加減にしてくれ〜〜〜〜ぃと叫びたくなる様な今日この頃ですね

本日3月25日は、私が勝手に決めたミツコの日ということで、今日はいつもに増して勝手にお喋りさせて頂きます(ミラノの春の風景と一緒にご覧下さいませね❤️)

皆さんによく「元気でパワフル」「Mizkoさんに会うと元気になる」と言われるこの私も、実は2日ほど泣き伏せておりましたお腹の底から悲しみが湧き出て来て、久々にこんなに泣きましたというのも、一緒にアフリカを旅した仲間が亡くなってしまいました。

ある日の夕方、家族に「W(亡くなった仲間の奥さん)から連絡が来た。残念だけれど、とっても悪いニュースをMizkoに伝えなければならない。」と言われ、訃報を知らされました。IMG_1556

我が家と二台の車で、アフリカサファリ旅行をしたカップルのドイツ人の旦那さんK。
最近は高齢で持病もありましたが、その病気もコントロールが出来ていましたし、リモートで会った時には、数日後ドイツから奥さんWの実家スコットランドまで(走行距離約1600キロ)自分で車を運転して行くと言って、それをとても楽しみにしていたので、それを最後に亡くなってしまうとは思ってもいませんでした。死因は急に持病が悪化した為でした

私とは年が離れていたので、大きな兄の様であり、若い父の様でもありました。
私は、彼を「パパさん」と呼ぶ時もありました。
世界中で仕事をし、暮らし、旅をした経験を持ち、その話は私の心をワクワクさせました
でもアフリカサファリの旅だけはMizkoのオススメでした
アフリカだけではなく、彼らとの旅の思い出は日本国内外でいくつもあります。
私が母や友達と一緒の時は、「ママも連れて来い」「友達も一緒に」と私の大切な人をとても大切にしてくれました。
そして私のことは本当に可愛がってくれて、たくさんの愛を貰いました
いつも再会と別れの時には、息が出来ないほど抱きしめてくれるのですが、実母を亡くした直後、深い悲しみの中にいる私をいつも以上に強く抱きしめてくれ、言葉以上の私への慰めを感じました。IMG_1552

訃報の知らせを受けてがっくりしてしまい、泣き伏せて2日目のことでした。
彼の声が聞こえた様な気がしました……”She is my most favorite girl
彼が主催のパーティはVIPも多いのですが、彼らにいつも私をそう紹介してくれていました。(出会った時には、年齢的に私もgirlでしたし、それからもずっと彼にとってはgirlでした
横で奥さんで私の友人のWは、「彼はね、Mizkoの元気なところが大好きなのよ。」と言いました。
そんな言葉を思い出し、「私、何やってるんだろうダメだダメだこんなんじゃKは私の元気なところが好きなのに、こんなMizkoじゃダメだ」と気付き、メソメソするのは止めて、さっさと起き上がり、真っ先にやったのがYouTubeの”Walk at home”
このトレーナーの掛け声が私の心に鞭を打ち、Mizko復活しました
ご興味のある方はこちらをご覧くださいWalk at Home

そしてもう一つ彼が奥さんに言った言葉を思い出しました。IMG_1547
それは日本を離れることを悲しんでいる奥さんに彼が言いました。
「日本を去ることが悲しい気持ちは解るけど、日本に暮らせるチャンスを与えられたことに感謝するべきだよ。」と。
彼の死はどうしようもない程悲しいですが、嘆くより大切な事があることに、その時気付かされました
人生で彼と出会えたこと、そして強い信頼関係と絆を築き、あのようなリスクもあるサファリの旅を一緒に出来たこと、沢山可愛がってもらったこと、その他にも一緒にたくさんの思い出が出来たこと、それに今は感謝している日々です

こうした大事な人が残してくれる一言一言は、決して目で見えるものではないですが、生きて行く中で私を支え、私を勇気付けてくれる、私にとっての掛け替えのない財産です。

最後にリモートで彼に会った時、(いつも言ってくれていたのですが、その時もまた)「人生で一番楽しかった旅はMizkoと行ったアフリカだ」。それが彼との本当に最後の会話になりました
サバンナで私達よりも先にキャンプに戻った彼と奥さんは、奥さんが「洗濯物は取り込んで、畳んでそこに置いたわよ〜」、彼が「早くシャワーを浴びておいで。ジントニック冷えてるぞ。お肉ももう焼き始めているよ〜。」サファリの後は毎日、彼がジントニックを作ってくれていました。IMG_1545

死んだ人に私の声が聞こえるのでしょうか
聞こえるならば、言いたい…
K. I love you I miss you I miss your hug I miss your "Gin and tonic"
Thank you for all the love you gave me.  Now I'm all right , GENKIDESU
And I always  want to be your most favorite girl

はいこんなこともありましたが、本日Mizkoの日、私は元気です
偶然にもミツコの日、3月25日がお誕生日の方、これからも元気にお幸せに〜



madame_mizko at 15:33|PermalinkComments(0) イタリアにて | ミラノにて

March 04, 2022

世界に平和な春よ来い❤️


IMG_1430ミラノもすっかり春めいて来ました。今日の我が家のテラスの温度はこの通りIMG_1438
(写真右)
(写真左:ミラノでもミニお雛様を飾りましたその他写真は近くの公園にて。最後の黄色の花はミモザです)
前回の日記から今日までに世界がガラリと変わってしまいましたね
世界のコロナ状況が分かるサイトを毎日見ていますが、2月24日を最後にウクライナは更新されていません……恐れていた戦争が始まりました毎日映像で見て、心が張り裂ける思いでいます。

「戦争」…私は、一般の方よりもこの言葉が身近にある生活をこれまでして来たのではないかと思います。

1)子供の頃から親や親戚から戦争の話を良く聞いていた。
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こういう方は多いでしょう。

2)東京で、召集令状を受け戦地に行く外国人の友達のお別れ会を何回かした。

横で大泣きしていた彼女の姿が忘れられません。
その話をほんの数年前に20代の女性にしたら、「え〜Mizkoさんってそんな年なんですか」と言われました彼女が知っている戦争とは、第二次世界大戦だけだったので
当時テレビで見た、渋谷のスクランブル交差点で多くの若い人達への質問で「今戦争をしている国は」彼らの多くが「え〜戦争してるの知らな〜い」「イラクそれどこ
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3)何回か旧東ドイツへ行った経験や、東ドイツから命を張って西に亡命して来た人達の話を聞いて、戦争の恐ろしさを実感した。
当時の東ドイツの状況は、とても同じ時代を生きているとは思えなかった。

この経験から、発言の自由がある幸せやどれだけ物質に恵まれているかに気付かされました。

4)『ドイツ国際平和村』の内戦、紛争、戦争の犠牲になって負傷した子供達への30年ほどのボランティア活動を通して、平和な国に生きていられることを心から有難いと思った。

前回の日記では、このコロナ禍で完全自炊生活も丸2年になったことをお話ししましたが、私は2020年2月、コロナ感染が拡大して来た頃、各国のテレビで、これを「目に見えない敵との戦争だ」と表現していました。それを見ていた私の頭に「戦争」と言う言葉がスッとインプットされました。
そして私はこれまで自粛生活に不満を持ったことは一度もありません。いえ、口が裂けてもグチは言ってはいけないと心に決めて来ましたIMG_1416

それは上記した経験をして、気付いたことが山ほどあるからです。
上記に、戦争とは関係ありませんが、アフリカに学校を建設したプロジェクトを通して気付かされたことも加わります。これを5)とします。

雨風防げる屋根のある家に住める有り難さ
暗くなれば電気が点く有り難さ
寒ければ暖房、暑ければクーラーを使える有り難さIMG_1417
蛇口を捻っただけで清潔で安全なお水が出てくる有り難さ
お風呂いっぱいの熱いお湯に浸れる有り難さ
そして(コロナ禍でさえも)食品も日用品も手に入れられる有り難さ
その上に国や政府への意見も好き放題に言える表現の自由の有り難さ

気付きはまだまだありますが…これらは3)4)5)では決して当たり前のことではありません
私達は恵まれた生活をしていて、それが当たり前になってしまっていますが、当たり前のことなど一つもありません

私はこうした経験をする度に有り難さを実感しましたが、この2年間の自粛生活ではその有り難さを噛み締めました。そりゃ〜不便不自由な生活なのは確かですが、感謝の思いの方がずっと大きいです。

海外で家を壊され侵入されたり、ドアを削って侵入されそうになった経験から、コロナウィルスは家を壊してまで侵入しては来ませんから、まだまだ安心ですしね。

今この日記を読んでいる方で、シャワーを浴びたり、お風呂に入る時、その水量をあなたがバケツで何キロも先から運んで来なければならない状況下だったら、何度行き来をしなければならないかお考えになったことはあるでしょうか…それだけの清潔な水量が蛇口を捻るだけで出てくる生活は、世界の多くの人からすれば夢のようなことなのですIMG_1423

今こそ私達が受けている日々の沢山のお恵みに気付き、感謝し、目の前のことしか知らない、知ろうとしない『鎖国マインド』(私はそう呼んでいます)を改め、日本でよく言われる「平和ぼけ」からもういい加減目覚める時でしょう
自分の目の前に爆弾が落ちてくる前に

1日も早く、世界の多くの人々の心に平和な本当の春が来ることを祈ります
春よ来い❤️


madame_mizko at 12:54|PermalinkComments(0) イタリアにて | ミラノにて