November 2021
November 19, 2021
最高にエキサイティングなキャンプ体験記 / 完全個人旅行アフリカサバンナでのサファリとキャンプのHow toーPart 9
こちらではバッチリ見れていたので、直ぐに気付けず大変失礼しました。
ごめんなさい

(All photos were taken in Ruaha National Park, Tanzania)
そこで今回は違う動画を貼り付けますので、改めまして、こんな時あなたはStay Stillが出来ますか

クリックしてご覧下さい
Stay Still!

そしてお詫びに私の旅で撮影したチーターの写真もご紹介します。
これまで長々とアフリカのお話をして来ましたが、チーターの写真を一枚もご紹介出来ていないのは、それだけ出会えなかったからです
その意味は、それだけチーターの数が少ないのです。

動物園では、ものすごいスピードで走ることを忘れたチーターが大人しそうに檻の中にいますが、私が人生で野生のチーターを見たのは、タンザニアのンゴロンゴロ自然保護地とルアハ国立公園に行ったこの二回だけです。
10年ほど毎年ナミビア、ボツワナを中心にサファリをしていましたが、一度もチーターには会えませんでした

ですからこの写真の出会いは本当に感激しました
それも子連れで可愛い二匹の子供にも会えましたから。それと一度チータが走り出すと、その速さがすごくて、素人がとてもカメラやビデオで追いつけません

この時にはおとなしく座ってくれてこれまたラッキーでした






アフリカに行けば動物園にいる動物に会えると思ったら大間違いで、ロッジで出会った方は、前回サファリに来た時に一度もライオンを見れなかったので、どうしても野生のライオンが見たくてまた来た…と言っていました

また、アフリカの魅力はこの方がこんなところで語っています。
以下は、ある映画のワンシーンです。
それは”The Bridges of Madison County"(マディソン郡の橋)で、
メリル・ストリープ演じる小さな農場の主婦が、クリント・イーストウッド演じる世界を旅するナショナル ジオグラフィックのカメラマンに、「今まで行ったところで一番エキサイティングな所はどこ?」と質問して、カメラマンがアフリカと答えます。その理由は、英語が理解出来る方にはこのまま読んで頂きたいです(日本語に訳すとニュアンスが変わってしまいそうなので
)


(写真右2枚:レンジャー[ドライバー兼ガイド]の運転するサファリカーより撮影)
映画が大好きな私ですが、この映画では、二人の恋のストーリーは二の次で、このシーンになると「そうよ、そうなのよ〜
」と頷いている私がいます。アフリカの魅力をとても上手く表現したセリフだと大変気に入っています



女:What's the most exciting place that you've ever been?
男:I quess I'd say that the most exciting place I've ever been to was Africa.
'Cause it's another world.
It's not just the cultures and the people. That's great, but it's the air.
The colors from dawn to dusk.
Who'll survive and who won't. There 's no judgement about it. You know? There's no imposed morality.
.....the way it is. It's beautiful, really. Just nothing like it. It's a voyeur's paradise.
(写真上:こちらを覗き込む姿が、如何にも「あんた達、そこで何してんのよ〜!」と言っているようなキリンさん

madame_mizko at 18:25|Permalink│Comments(0)│
November 12, 2021
最高にエキサイティングなキャンプ体験記 / 完全個人旅行アフリカサバンナでのサファリとキャンプのHow toーPart 8
昨年より2日遅れで集まって来ました。しかし昨年よりも数が多かったです

鳥の鳴き声とバラバラ空から落とされるう◯ち爆弾の音もすごかったです

この団体さん、これからどこに行くのでしょうか









5月〜7月に舞うツバメの群れにこの渡鳥…ミラノのワイルドライフ

屋根いっぱいの鳥達。これだけいると怖っ

さてReaderの皆さん、長々とMizkoの大好きなアフリカにお付き合い下さり有難うございます

このシリーズが終了した時には、一人でも「アフリカに行ってみよう
」と思って頂けたら嬉しいです


今回は野生動物達とのお付き合いについてお話しします

彼らとのお付き合いにもマナーがあり、マナーが悪い人は動物達に嫌われ、サファリやキャンプをする時にリスクも高まります。

『野生動物達とのお付き合いマナー講座』
(但し、私は専門家ではありませんから、飽くまでも経験を重ねて自分で学んだこと、現地に住む方々から教えて頂いたことをお伝えすることをご了承くださいませ
)

1)基本サバンナでは車から降りない
私達から見えなくても、動物達からは見られているかもしれないことを忘れてはいけません

どこの草むらから危険な動物が飛び出してくるかわかりません。
2)優先順位は動物ファースト
道に動物が出て来ても決してクラクションを鳴らしたりせず、彼らが通り過ぎるまで待つこと

3)自然の掟に逆らわないこと

動物の狩りのシーンは、映像で見るのとは全く違います。映像では、ほとんどショッキングなシーンはカットされているように思います。
狩られる動物の苦しげな鳴き声や荒い息、食べられていく姿に生き絶えるシーン、それは残酷です
(写真右2枚:朝食前のモーニングドライブでの出来事でした。この後朝食は喉に通らず、スコッチウィスキーをストレートで2杯ほど頂きました
)


そして屍となり、周囲に漂う死臭…これ以上は文章にすら出来ません。
確かに狩られている動物を人間の力で助けることは可能です。
これこそが「自然界の掟」で、決して人間が手を出してはいけないことなのです

4)餌を与えない
餌をむやみに動物に与えるということは、人間が餌をくれるということを学習させることです。
人間を見れば餌をねだり、餌を与えないと凶暴になる動物も現れます。
(写真右:弱肉強食)
5)動物に触らない
動物に触れるということは、こちらもどんな病気をもらうか分かりませんし、触られた動物に人間の匂いが移れば、その子は仲間や親にすら避けられてしまうかもしれません。
6)走行スピードを厳守
いつどんな動物が道に飛び出てくるか分かりませんから、必ずスピード厳守です

(写真右:サバンナで知る必要があるのは、この二つの時間だけ。日の出と日の入り

個人で行動出来る時間は、この間の時間だけです)
これは前に書いた中級〜上級コースでの宿泊先のプロのガイド兼ドライバー(又はサファリレンジャーと呼ばれる人達)から、耳にたこができるほど言われることです。
オープンサファリカーに座っていても、好奇心旺盛なライオンが二本足立をして、サファリカーの人間の匂いを嗅いだりすることもありました。そうした時にも大きな声を出したり、身動きしたりせずにじっとしているべきなのです。
柵の無い宿泊先では、偶然に象と対面することがあります。その時も同じで、静かに背を見せずにゆっくりと後退することを教えられました。
(写真右4枚:どの動物の子供達もいつもお母さんと一緒
)

8)けもの道に車を止めない
私達も歩道を歩いている時に、前の仲間同士が横に広がって歩いていて、邪魔だな〜と思うことってありますよね。そんな感覚でしょう。
象も嫌なら嫌だと意思表示をするので、それを見逃さないようにします。
個々の性格にもよりますが、けもの道とは知らずに車を停めて象を眺めていると、先ずは「おい、邪魔だぞ、どけよ
」と言う感じて、長い鼻を揺らします。気付かずにいると、次は大きな耳を前後に動かします。それでも鈍感でいると、前足で地面を蹴ったりします。

それでも退かないと怒りを増して、「パォ〜ン」と鳴いて、追いかける素振りを見せたり、本当に追いかけて来たりします。
まだそうした象の気持ちが分からない頃には、追い掛けられて、バックウインドウいっぱいに象の顔が近付いて来た時には本当に怖かったです

その後プロにそのお話をして、「けもの道を塞ぐな
しっかり象の反応を見ろ
」と教えられました。


それからは象の意思表示をしっかり見ることにして、鼻を動かしたりして、「ちょっと邪魔だからどいてくれよ〜」とあまり怒り出さない内に車を動かすようにしました。
ちょっとけもの道から外れると、今度は車の窓から手を伸ばせば触れられるほどの距離を歩いて行くことが多いです。そんな何メートルも違わないのに、そこに拘る『象心』は所詮人間の私には解りませぬ

これが出来ない人は結構多いです。
大きな声を出したり、身動きしたりせず、静かに動物の生活のお邪魔をしないように観察させて頂くと言うことが大切です。
しかし動物が近くに来ると興奮してしまい、大きな声を出したり、なるべく動物の近くで写真を撮影するためにサファリカーの上で行ったり来たり、これはマナー違反です

以下の動画でもマナーが悪い例では、ドライバー兼ガイド(レンジャー)がお客さんに「静かにしなさい」と繰り返し注意しています。
マナーが良い例と悪い例はこちら
をご覧下さい。


前回ご紹介した、キャンプに象が現れる動画でも、全員が大声も出さずにStay Stillでした。
サバンナまで野生動物に会いに行くということは、彼らを愛するが故ですから、彼らの生活や自然の掟を尊重し、愛するが故に触れない、優しく見守る…大事なことです

madame_mizko at 18:31|Permalink│Comments(0)│