October 2021
October 24, 2021
最高にエキサイティングなキャンプ体験記 / 完全個人旅行アフリカサバンナでのサファリとキャンプのHow toーPart 7



























京都スタッフと一緒にちょっと遊んでみました……
Girls just want to have fun






























このシリーズでは、私のこれまでの経験をフル活用し、完全個人旅行の為のアフリカサバンナでのサファリやキャンプのHow toについてお話ししています。
こうした旅の情報は少なく、これまでに沢山の質問がありました。そこでシリーズで書くことにしました。経験したからこそお伝え出来ることが山ほどあります。
日記やブログの量の範囲を超えていますので、あなたのスペシャルなガイドブックとして、あなたのスペシャルタイムにごゆるりとご覧くださいませ。アフリカの壮大なサバンナを思い浮かべながら…





③完全個人旅行アフリカサバンナでのサファリとキャンプ/上級者向けの宿泊(サバンナの柵の無いキャンプ場)『100%野生動物達との共存』『最高にエキサイティング且つスリリングなキャンプ』『サバンナでのキャンプの醍醐味』
Mizko流の『初級、中級、上級」の違いは『安心感の差』です。
上級に行くほど、スリリングでエキサイティング感はありますが、気を付けないとリスクは高くなります

◎初級〜上級者向けの安心感の違い
①宿泊施設は柵で囲まれている宿泊施設(初級者向け)
危険な動物は来ないので、宿泊施設敷地内に入れば安心して車から降り歩き回れる(基本サファリ中車からは降りられません)。夜でも安心
またスタッフや他のお客さんもいるので、これまた安心


②柵で囲まれていない宿泊施設 [〇〇キャンプ、キャンプ〇〇、その他ロッジと呼ばれている](中級者〜上級者向け)
③サバンナの檻の無いキャンプ場(上級者向け)
いつどんな動物がやって来るかは分からない

助けてくれる人はいないので、安心していられない
頼りは自分と同行者だけ


しかしこれこそがサバンナでのキャンプの極意だと思います

◎こうした上級者向けのキャンプとはどんなところか

なんだかんだと説明は要らないでしょう。
サバンナで、ただ草木が刈られている広場のようなところに、ポツンとお手洗いとシャワーが男女別に一個ずつあるような「キャンプ場」(キャンプ場によって設備は変わりますが、質素なほどワイルド感が増し、サバンナでのキャンプを実感出来ます)
(写真右上2枚)
イメージ動画は
クリックしてご覧ください。

サバンナで勝手に車を止めてのキャンピングは禁止です

シャワーがあると言っても、周囲の雰囲気から怖くてとても全裸になれる気分ではありません。
(写真右3枚目:バブーンはよくキャンプ場にやって来ます)◎こうしたキャンプでの注意点
1)明るい内に到着する。
2)キャンプ場内でもなるべく見通しの良い場所を選ぶ。
3)暗くなったら車内に入る。
(都会に住んでいると闇の本当の怖さが分かりませんが、サバンナの闇はとっても恐ろしいです
)

4)食べ物を絶対に外に置かない。(テントの人は特にテントの中の食べ物に注意
そのにおいで動物が寄って来ます)

私の場合には、こうした上級者向けのキャンプ場では車内で寝ます。
とても地面の上にテントを張って眠る気にはなれません。
◎上級者向けのキャンプ場での忘れられない思い出(数え切れないほどあるので、そのほんの一部を)
1)象のモーニングコール

朝起きたら象が側にいた。時々こちらを見ているが、朝食(木の葉)を食べていた。
様子からアグレシッブではないので、しばらく観察して、こちらも朝食の用意を始めた。
(写真右4枚目〜6枚目)
イメージ動画

2)人生で一番美味しかった赤ワイン

暗闇で姿が見えない中に聞こえてくるライオンの唸り声ほど恐ろしいものはない
イメージ動画

この夜怖くて寝付かれず、昼間キャンプ場に向かって車を走らせていた時、すれ違ったフランス人に声をかけられ、その時に物々交換した赤ワインを飲んだ。
そのワインの美味しさが怖さを紛らわし、私の人生で一番美味しかったワインとなった

3)ハイエナの笑い

私が車内の電気を消すと「へへへへへ」とハイエナの鳴き声。(本当に「へへへ」と笑ったような声を出します)パッと電気を点けると鳴き声が消える。消すと、またまた「へへへへへ」。
イメージ動画

何度かその繰り返し。笑い声のように聞こえるその「へへへ」」と人を馬鹿にしたようなその態度に頭に来て、サファリカーのバッグドアを思いっ切り「バン
」と突然開けたら、すぐそこにびっくりした顔のハイエナが立っていた。

そんなに近くでハイエナを見たのは初めてで、思ったよりも大きくてこちらもびっくり

勿論すぐバックドアは閉めたが、それからは「へへへへ」は止まった。
翌日、他のキャンパーが外に置いておいたアイスボックスをハイエナに持って行かれたと言って、周囲を探していた。動物の骨まで噛み砕く強い歯の持ち主である彼らがアイスボックスを持っていくのも簡単であろう。

4)バブーンの寛ぎの場所

お手洗いに入ったら、大きなバブーンが便器の上に座っていた
「失礼しました〜」という感じに静かにドアを閉めて、ゆっくりそうっと逃げた(動物と鉢合わせした時に大きな声を出したり、慌てて逃げたりするのはタブーです
)用を足していたわけでもなく、便器に座って寛いでいたようだ



5)泥棒バブーン

朝方近くのテント中から若いカップルの悲鳴が聞こえた

その途端にバブーンが何かを持ってテントから飛び出して来て素早く逃げた。
話によると、突然大きなバブーンがテントに入って来て、女性の着替えが入ったリュックを持って行ったそう
6)バブーンとの共存

午後早めにキャンプ場に到着したら、何匹かのバブーンがいた。
無視して、持っていたお水で髪を洗い、頭を上げた瞬間のことだった。私の周りにずら〜とバブーンの群れがいた🐒🐒🐒
しかし皆んな大人しく、各自好きなことをしていたので、私もマイペースに髪をタオルドライしたり、クシで梳かしたりしていた。
また小さな可愛い赤ちゃんがお母さんの乳首を咥えてこちらを見ていたので、私はお母さんに、「あらあらどこもお母さんは(子育て)大変ね〜」と声を掛けた。
言葉が理解できなくても、私は声のトーン、波動で、この人間は安心だと伝えられると思っている。
私とバブーンの間には穏やかな時間が流れた。私を仲間
いや親分だと思っていたのかもしれない


日暮れに私は蚊取り線香に火をつけた。子供のバブーンがそれに興味を持ち、蚊取り線香を手に取り振り回して遊んでいる。「ダメでしょう
、蚊取り線香で遊んじゃ
」と言っていたら、さっさと蚊取り線香を放した。


しばらくすると大きなオス(本物の親分
)がのっしのっしと歩いて姿を現した。バブーンが怒った時の怖さは知っているので、私はすぐに車内に避難してバブーンとの時間は終わったが、一生忘れられない時間となった


上級者向けのこうしたサバンナのキャンプ場では、確かに動物の知識も必要ですし、注意が必要な事もあります。
しかし野生動物が大好きな私にとっては、彼らと共有する時間は、最高のヒーリングタイム、至福の時です

次回は、こうした旅ではとても大切な『野生動物とのお付き合いのマナー』をお話しします

Mizkoのアフリカサバンナでのキャンプの旅はまだ終わりませんよ。お楽しみに〜

madame_mizko at 16:27|Permalink│Comments(0)│