February 2020
February 26, 2020
いつもとは違うミラノ生活
さてReaderの皆さん、ここ数日前から、イタリアのコロナウイルス感染者急増のニュースでお騒がせしております
またご心配も頂きまして、誠に有難うございます

何人かの方には、「ミラノでスーパーが空っぽ」ともご心配を頂いたので、取り急ぎミラノの現状をお知らせ致します。
私の住んでいる所は、ミラノ大聖堂から歩いて15分程のミラノの中心地で、東京の家のある表参道のように、商業施設と住宅が一緒になっています。
この辺りでは、日本人の私に対し『アジア人差別』のようなものは全くと言って良い程ありません。また差別されたら、黙っているMizkoじゃございませんからね(笑)
ミラノのあるロンバルディア洲での感染者数が一番多いのですが、それは少しミラノ中心地から離れた町なので、この辺りではパニックは起きていません。マスク姿も本日見掛けたのは、2人くらいでした。
しかしだからと言って無関心に暢気に暮らしている訳ではなく、自分で出来る注意はしながら、冷静を心掛けているという方が正しいかもしれません。
自分で出来る注意とは、
◎不要不急な外出をしない
◎手洗い
◎人との距離感(イタリア式ご挨拶baci e abbaracci=キスとハグは、今はおあずけ…)
◎人混みに行かない…ということぐらいですが。
公共機関もなるべく使わないようにと言うことで、バスもトラムもガラガラです。
BARやパブも夜の18時以降は閉まる事になり、夜は多くの人が在宅しています。
感染者が出てからは、次々に間髪入れずに厳しい対策が出ています。
皆さんもニュースで御存知な通り、感染者が出た街や関係している街全体を封鎖して、境界では警察や軍隊がチェックしています。違反者は最高3ヶ月の禁固刑を科せられるようです。
アルマーニのファッションショーも「お客様と関係者の健康を守る為」と、直前になり観客無しでのショーとなり、美術館、歴史あるミラノのスカラ座も、ミラノのトップの観光スポット、ミラノ大聖堂を閉鎖。
歴史あるベネチアのカーニバルの一番盛り上がるフィナーレも、「エコノミーや政治的なことよりも、人々の健康が何よりも優先」と、こちらも直前にキャンセル。

スポーツジムも、ファンに取っては大事なサッカーの試合もキャンセル。
日本のニュースで、北海道の学校の「休講を検討」とありましたが、学校は検討無く直ぐに休講。
こうした有無を言わせぬハードな対策が次々とスピーディーになされることで、私は日本とは違う安心感を感じています。
どんどん感染者の濃厚接触者の検査をしているようですから、患者数はこれからもどんどん増えて行くでしょう。
私は、バンコク滞在中から人混みは極力避けていますから、今に始まったことではありませんが、ミラノでも不要不急な外出はせず、自主的に自宅待機をしています。
(写真左上:普段こんなにミラノの自宅でのんびりすることもないですから、これもチャンスと、自宅待機を楽しんでおります
ペントハウスのテラスでアペリティーボ。昨日は初夏のように暑くて、冷えたフランチャコルタが美味しかった
本日はスーパーで2本で1000円くらいのワインを買い、おつまみ
にグリルチキン。今は連日長時間海外のニュースを英語、ドイツ語、イタリア語で見たり聞いたりしているので、皮肉にも語学力UPには良い環境です
写真左下:今の騒ぎが嘘のような美しい夕焼けでした
)
本日は、食料調達の為に外出。
近くのスーパーに行く途中、お買い物から帰って来たご近所のご婦人にお会いしました。
私はYahoo!ニュースで「伊ミラノのスーパーの棚がからっぽ」という記事を見たので、思わず「まだ商品ありますか
」と聞いたら、「昨日も違うスーパーに行ったけれど、昨日も今日も商品は十分にあったわよ〜」と笑われました。
で先ずは一安心
日頃から空いている時間を狙って行ったのでガラガラ、並んで入店する必要もなく、商品も写真の通り(写真右上)
確かに除菌ジェルや除菌ソープは完売。食品ではパスタ、ライス、お肉(特にひき肉)が種類によっては売り切れているものもありましたが、「からっぽ」ではありませんでした。
また買いだめしているような人は見掛けませんでした。私の買物が一番多かったです

これからコロナウイルスはどう広がっていくのかまだまだ不安ですが、日本が、イタリアが、世界が一日も早く元の生活に戻れることを祈ります
同時に、連日ニュースでシリア情勢を見ると心が痛みます。一日も早くシリアの人々が安心して暮らせることを祈ります
(写真左右:最近出会ったお美しいお二人
)



何人かの方には、「ミラノでスーパーが空っぽ」ともご心配を頂いたので、取り急ぎミラノの現状をお知らせ致します。
私の住んでいる所は、ミラノ大聖堂から歩いて15分程のミラノの中心地で、東京の家のある表参道のように、商業施設と住宅が一緒になっています。
この辺りでは、日本人の私に対し『アジア人差別』のようなものは全くと言って良い程ありません。また差別されたら、黙っているMizkoじゃございませんからね(笑)

ミラノのあるロンバルディア洲での感染者数が一番多いのですが、それは少しミラノ中心地から離れた町なので、この辺りではパニックは起きていません。マスク姿も本日見掛けたのは、2人くらいでした。

しかしだからと言って無関心に暢気に暮らしている訳ではなく、自分で出来る注意はしながら、冷静を心掛けているという方が正しいかもしれません。
自分で出来る注意とは、
◎不要不急な外出をしない
◎手洗い
◎人との距離感(イタリア式ご挨拶baci e abbaracci=キスとハグは、今はおあずけ…)
◎人混みに行かない…ということぐらいですが。
公共機関もなるべく使わないようにと言うことで、バスもトラムもガラガラです。

BARやパブも夜の18時以降は閉まる事になり、夜は多くの人が在宅しています。
感染者が出てからは、次々に間髪入れずに厳しい対策が出ています。

アルマーニのファッションショーも「お客様と関係者の健康を守る為」と、直前になり観客無しでのショーとなり、美術館、歴史あるミラノのスカラ座も、ミラノのトップの観光スポット、ミラノ大聖堂を閉鎖。

歴史あるベネチアのカーニバルの一番盛り上がるフィナーレも、「エコノミーや政治的なことよりも、人々の健康が何よりも優先」と、こちらも直前にキャンセル。

スポーツジムも、ファンに取っては大事なサッカーの試合もキャンセル。
日本のニュースで、北海道の学校の「休講を検討」とありましたが、学校は検討無く直ぐに休講。
こうした有無を言わせぬハードな対策が次々とスピーディーになされることで、私は日本とは違う安心感を感じています。
どんどん感染者の濃厚接触者の検査をしているようですから、患者数はこれからもどんどん増えて行くでしょう。

(写真左上:普段こんなにミラノの自宅でのんびりすることもないですから、これもチャンスと、自宅待機を楽しんでおります






近くのスーパーに行く途中、お買い物から帰って来たご近所のご婦人にお会いしました。
私はYahoo!ニュースで「伊ミラノのスーパーの棚がからっぽ」という記事を見たので、思わず「まだ商品ありますか

で先ずは一安心

日頃から空いている時間を狙って行ったのでガラガラ、並んで入店する必要もなく、商品も写真の通り(写真右上)
確かに除菌ジェルや除菌ソープは完売。食品ではパスタ、ライス、お肉(特にひき肉)が種類によっては売り切れているものもありましたが、「からっぽ」ではありませんでした。
また買いだめしているような人は見掛けませんでした。私の買物が一番多かったです




同時に、連日ニュースでシリア情勢を見ると心が痛みます。一日も早くシリアの人々が安心して暮らせることを祈ります

(写真左右:最近出会ったお美しいお二人

madame_mizko at 00:07|Permalink│Comments(0)│
February 16, 2020
いつもとは違うバンコク滞在
ご無沙汰している間に日本を発ち、旅をしていました
10月に続きバンコクで二週間ほど過ごし、ミラノの家に戻っております

この間のコロナウイルス騒ぎの様子をお話しますね。
1月日本出発時点での羽田空港は、異様なくらい欧米人を含む外国人の沢山の人がマスクをしていて、自分の対策の甘さに反省
それで直ぐに空港の薬局に行ったら、マスクは半ば売り切れていたが、薬剤師さんを含むお店の方は誰もマスクをしていない。
「薬剤師さんがマスクをしていないのだから、余り心配することはないのかしら
しかしお守り代わりに一袋頂きます。」と言う私を笑顔で送ってくれた。
いつもは各国のニュースを見ているが、出発前のバタバタで、ネットで日本のニュースだけを見ていた。
しかしそれは、バンコクに着いて見た世界のニュースとは大きな温度差を感じた

こりゃ大変だ
と薬局に行けば、どこの薬局もマスクは売り切れ。どの薬局の方々もマスク着用
そこは買付け人Mizkoのお買い物運で、マスクを見付けてまとめて購入
(写真右上)
不思議に思ったのは、日本の感染者数を知るのは海外のニュースの方が早かったこと。
滞在中海外のニュースチャンネルでは、中国と日本のコロナウィルスの話題で持ち切り。NHKでは…「みんなのうた」
日毎にニュースの内容がシビアになると共に、街中の様子もシビアになって来た。
いつもはマスクなんてしない外国人も含め、マスク着用人口も増して行った。
マスクの効果云々が日本では言われていたが、スレ違いざまに咳やくしゃみを無防備でする人は多いので、そんなシャワーを顔に浴びるのは勘弁して欲しいので、外出時には必ずマスク着用。そして外出中何回も新しいマスクに変えた。
ホテルも最近注目を浴びているアイコンサイアムの入口でも熱をチェックされ、一人一人が手に消毒ジェルをスプレーされた。
熱を感知するモニターも置かれて、常にチェックが行われていた。
しかしそれは先月から2月初め時点のことだが、既にそこまでシビアだった
バンコクとのお付き合いももう長いので、こんな時にわざわざ人混みの観光地に行く必要は全く無く、人混みを避けて過ごしていた。
(写真:バンコク、Mizkoの行く所人がほとんどいない。ミュージアムもこの日は独り占めで、大好きなクリムトを堪能出来た
)皮肉にもそのお陰でゆっくり出来た。
帰りの空港では、スタッフは全員マスク着用。機内ではマスクに加えてビニールの手袋をしてサービスをしていた。機内にはスプレーがまかれた。
もっと驚いたのは、イタリア人の多くがマスク着用。それも簡単なものではなく、本格的なちょっとお高いマスク。飛行中、そしてミラノ、マルペンサ空港に降りてもまだ着用していた。
ミラノの街中はさすがにマスクをしている人はまだ見ていない。
こうした中アジア人に対する差別のようなことも起きているようだし、たまに変な視線を感じることもあるが、周りの人達には「お帰り〜」といつも通り、baci e abbracci(キスとハグ)で暖かく迎えてもらい、なんだか心がポッと暖かくなった

10月に続きバンコクで二週間ほど過ごし、ミラノの家に戻っております


この間のコロナウイルス騒ぎの様子をお話しますね。
1月日本出発時点での羽田空港は、異様なくらい欧米人を含む外国人の沢山の人がマスクをしていて、自分の対策の甘さに反省


「薬剤師さんがマスクをしていないのだから、余り心配することはないのかしら

いつもは各国のニュースを見ているが、出発前のバタバタで、ネットで日本のニュースだけを見ていた。

しかしそれは、バンコクに着いて見た世界のニュースとは大きな温度差を感じた


こりゃ大変だ


そこは買付け人Mizkoのお買い物運で、マスクを見付けてまとめて購入

不思議に思ったのは、日本の感染者数を知るのは海外のニュースの方が早かったこと。


いつもはマスクなんてしない外国人も含め、マスク着用人口も増して行った。
マスクの効果云々が日本では言われていたが、スレ違いざまに咳やくしゃみを無防備でする人は多いので、そんなシャワーを顔に浴びるのは勘弁して欲しいので、外出時には必ずマスク着用。そして外出中何回も新しいマスクに変えた。

熱を感知するモニターも置かれて、常にチェックが行われていた。

しかしそれは先月から2月初め時点のことだが、既にそこまでシビアだった

バンコクとのお付き合いももう長いので、こんな時にわざわざ人混みの観光地に行く必要は全く無く、人混みを避けて過ごしていた。
(写真:バンコク、Mizkoの行く所人がほとんどいない。ミュージアムもこの日は独り占めで、大好きなクリムトを堪能出来た

帰りの空港では、スタッフは全員マスク着用。機内ではマスクに加えてビニールの手袋をしてサービスをしていた。機内にはスプレーがまかれた。
もっと驚いたのは、イタリア人の多くがマスク着用。それも簡単なものではなく、本格的なちょっとお高いマスク。飛行中、そしてミラノ、マルペンサ空港に降りてもまだ着用していた。

ミラノの街中はさすがにマスクをしている人はまだ見ていない。
こうした中アジア人に対する差別のようなことも起きているようだし、たまに変な視線を感じることもあるが、周りの人達には「お帰り〜」といつも通り、baci e abbracci(キスとハグ)で暖かく迎えてもらい、なんだか心がポッと暖かくなった

madame_mizko at 19:48|Permalink│Comments(0)│