September 2013

September 30, 2013

やっぱり暴露したいドイツ人の裏の顔 Part 1

Readerの皆さん、私はニュールンベルグからベルリンに移動しました26 Berlin-1
本当に久しぶりのベルリン
それも今回は旧東ベルリンにいます。
ドイツが東西に分かれていた時に、大変緊張しながら西ドイツの国境を越えて、東ドイツには何度か来たことがあります。
その時のお話はまたいつかしたいと思いますが、その印象が強く残る私には、こうして東側で自由にいられることが信じられません。

(写真右:ブランデンブルグ門。以前は門の前にベルリンの壁があり、この門は東ドイツ側にありました。今や門の下を簡単に行き来が出来るのが夢のよう

『暴露!ドイツ人の裏の顔』は私のブログの中でも一番好評でしたが、本当にドイツ人にはオープンな所があると思います男女一緒のミックスサウナのお話もしましたが、そういうことには特にオープンと言いましょうか…

ここからはHなお話がキライな方はご遠慮ください
18歳未満の方は保護者の方とご覧下さい

ドイツの大きな町には必ずある日本で言うアダルトSHOP
暗くなってこっそり開店するのではなく、営業時間は他のお店と同じ。朝10時頃から開き、夜20時には閉店(場所によって違いはあるかも)。
それもショッピングストリートに堂々とあり、まるでブティックにでも行くように、昼間女性1人でも入って行きます
なかなか日本では無いシーンです26 Berlin-2
この手のお店の中で何と言っても有名なのは『Beate Uhse』
ドイツ人なら若い人からお年寄りまで知っている老舗でしょう。

(写真右:やっぱりベルリンの地ビール

そのあまりの堂々たる存在感には、嫌らしいイメージは感じられません。

少し前まで、ブランドSHOPが並ぶフランクフルト空港にも、これまた堂々と支店を構えていましたし

勿論Mizkoも行ったことがありますでも常連ではありませんヨ~~~

まあ使用方法が私の想像力を遥かに超えていてなんだか分からない品もありますが~~~
分からない時には店員の優しそうなお姉さんに質問しているこれまたお姉さんもいますが…

私が主に買うのは笑えるHグッズです
面白い形をしたパスタやキャンディーを買って、黙っ~~て友達に食べさせてびっくりさせる…結構Mizkoはいたずらっ子なんで周囲からお茶目って良く言われます
そんなおもしろグッズも揃っているんです

Readerの皆さん、この日記を読んだ方だけの特典です
ためになるお話()をしましょう
『Beate Uhse』は世界初のアダルトショップなんです
それも一人のドイツ人女性のアイディアから始まったのです27 Berlin-1

(写真右:ベルリンと言ったらこれCurrywurst、カリーヴルスト
焼きソーセージに秘密のケッチャップとカレーパウダーが軽く振り掛けてあります。このカリーヴルストについてはまたの機会にうんちくを語りましょう写真はカリーヴルストと炒めたポテト。)

それは「いやらしい~~」なんて目を背ける低いレベルのものではなく、彼女の発想とキャリアとバイタリティーは見習いたい程すごいものです

『ベアテ・ウーゼ(Beate Uhse-Rotermund, 前名Beate Kostlin(1919年10月25日-2001年7月16日)は、ドイツ軍のパイロットで、企業家。1930年代のドイツにおける女性初かつ唯一のスタントパイロットで、第二次世界大戦後にアダルトグッズショップを世界で展開した。彼女の起業したBeate Uhse AGはフランクフルト証券取引所に上場し、性具売り上げで世界最大である。Beate Uhse AGはPremiereネットワークでのテレビ放送も行っている。』
『1962年、フレンスブルクで彼女は"結婚生活のための特殊用品店"をオープンした。世界で最初のアダルトグッズショップである。彼女は、店舗とカタログの双方で、より多くの"結婚生活の衛生用品"を扱うようになった。』(Wikipediaより抜粋)
…とのこと。

兎に角大した女性です
それにしても、東京,表参道のブルガリの横に、京都、四条河原町の交差点にこのようなお店があることは想像出来ませんよね~
それに「こそこそ」、「いやらしい」と言った陰気なイメージも全くない
こういうところでも日本と違う彼らのオープンマインドを感じます

これまた皆さんがお持ちのドイツ人に対する印象とは違うのではないでしょうか


madame_mizko at 12:25|PermalinkComments(4)TrackBack(0) ドイツにて 

September 22, 2013

なんちゃらかんちゃらとうるさ〜〜〜い!(Mizko流アモーレ論)Part 4

ミラノの自宅に戻り荷物を開き、荷物を詰め直して只今ドイツ、ニュールンベルグです
夜7時でも明るいのに、朝7時は暗く、お天気が悪くとにかく寒いダウンを来ている人もいます
よ~~18 Alpus

(写真右:今回のアルプス越えは悪天候と渋滞で時間が掛かりましたぁ~~
通常ミラノからニュールンベルグへは車で7時間ほどですが、今回は9時間半
大きなトラックも南から北上

日本人のドイツ人への印象は、「生真面目」「頑固」「規律にしっかり従う」みたいなピッタっと型にはまったような気質を思い浮かべる方が多いと思いますがそれがそうでもない
このことは『暴露!ドイツ人の裏の顔』でも語って来ました。
勿論人にも依りますが、まあ私の周囲のドイツ人達は自分流の人生を生きています
逆に「頑固」だからこそ、他人の意見に左右されず、自分を曲げず、自分なりの人生が形成出来るのかもしれません
傍が何をいっても「それがどうした」って我関せずな態度ですからね。
自分の道をまっすぐ生きている姿が潔く、見ていて気持ちが良いです

そんなドイツから『なんちゃらかんちゃら』シリーズ最終回を送ります

私が今回このシリーズを書こうと思ったきっかけは、私と同じく日本の「なんちゃらかんちゃらはうるさ~~~い」と思っている日本人にこれまでたくさ~~ん会って来たからです

また傍からの『なんちゃらかんちゃら』に左右されて、自分を見失っている人にも沢山会いました

(写真下:私のお気に入りのカフェ。甘いのは苦手ですが、これならプラムの酸っぱさが美味しいごめんなさい食べ始めてから撮影するのを思い出しましたドイツのケーキは大きいので、これは私のランチです

21 Nuernberg-1例えば、
ある女性は、結婚して子供が欲しいのになかなか出来ずに悲しんでいました…これは理解出来ますが、4人の子供を持つ小姑に『なんちゃらかんちゃら』言われたからと、「悔しい絶対に負けたくない」と、もう意地になってしまっていました小姑に負けたくないって、これってどうでしょうか

恋から少し離れて仕事に専念したい娘に、「たのむから結婚していやだったらすぐに戻って来ても良いから一度はお嫁に行って嫁に行けない理由が何かあるのかと、親戚や周りの人達にあれこれ詮索されるから…」と懇願する親娘の人生よりも世間体これもどうでしょうか

なんだか涙ぐましいお話ではないでしょうか

特に日本では、マスコミで結婚する人を『勝ち組』と讃える傾向があり、結婚している人が勝ち組で、子供を産んだ女性が女性として上位というような空気があるように思います。しかしそれって全く競争するものではないし、逆に、そんなことでしか勝負に挑めないのと言いたくなります20 Nuernberg Karlstadt-2

恋をするもしないも、その後どうするも、自分の人生は自分の選択でいいじゃな~い

(写真右:観光客で溢れる街も、デパートの中のレストランならばゆっくり出来ます実はMizko、本当はすごい野菜好きサラダは別腹でペロリ

また女性の中には、他の女性の生き方を真似ようとする人もいますが、これも違うと思っています違う親から生まれ、違う環境で育って来て、生きて来た土壌が皆それぞれ違うのですから

(写真右:ニュールンベルグの石畳を歩いていてふと見上げたら、窓際に天使さん、み~~つけた良い事あるかな~~只今ミュンヘンはオクトーバーフェストで賑わっていますが、ここニュールンベル19 Nuernberg-1グは秋祭り…旧市街のあちこちでイベントが行われていて、ここも色々な国籍の観光客で一杯そんな中、静かな裏道を選んで歩くMizkoです

「人は人。自分は自分。」

『なんちゃらかんちゃら』は私にとっては日本独特なNoise、つまり騒音です
現在表参道の自宅の斜め前で工事をしていますが、その時のNoiseと同じです。
うるさいけれど、だからと言ってそれで私の心を振り回されたり、生き方は乱れません

『なんちゃらかんちゃら』言う人には、None of your business(あなたには関係ないこと
Mizkoはこれからも自分の人生は自分でプロデュースして、going my way で行きたいと思います

外野からの『なんちゃらかんちゃら』で心を痛めている方は…打倒『なんちゃらかんちゃら』


日本の『なんちゃらかんちゃら』が緩和されることを祈りつつ…



madame_mizko at 20:58|PermalinkComments(2)TrackBack(0) イタリアにて 

September 17, 2013

なんちゃらかんちゃらとうるさ〜〜〜い!(Mizko流アモーレ論)Part 3

さ~~て「なんちゃらかんちゃら」シリーズを書いている間に、Mizkoイタリアに戻りました
ミラノの家から、第三弾を送ります12 Narita-1

(写真:矢張り出発前の成田での朝食は和食納豆でご飯じゃないとMizkoの旅は始まらない写真には載っていませんが、和定食に納豆が付いていなかったので別途注文しました

私の外国人の友人の中には愛する人と結婚どころか、数十年も遠距離恋愛をしている人も何人もいます一緒に住んでいないから、愛情が薄いわけでも全くありません。逆に愛情が深く、信頼も大きいからこそこうした生活が出来るのでしょう。
一緒に暮らさない理由もそれぞれで、仕事が理由だったり、双方が人と一緒に暮らすタイプではなかったり…その遠距離の距離も半端じゃない遠くてモスクワとヨハネスブルグ近くて350㌔
こう言うと『なんちゃらかんちゃら』言う人には、「好きだったら一緒に暮らすのは当然。一緒に暮らさないなら、アモーレじゃない。」なんて言われるでしょう。

好きならば、毎日メールをする。いや電話だ。いやいや毎日会うべきだ。
そして必ず一つ屋根の下に住むべきだ。
これって、誰が決めたかしらない勝手なアモーレの定義12 Narita-2

(写真;今回の同行はちょっと気の早いサンタさん2人。ザッケローニ監督さんも一緒でしたが、サンタさん2人の人気には負けてたな~~

人の心はそれぞれ。アモーレの仕方も自由でいいじゃない
他の人と違ってもいいじゃない
また大人になればなるほど、子供の恋とは違って色々な家の事情や責任もある訳だし
当人が『愛』を感じていれば、アモーレでしょう
そうしたら、周囲はその人の生き方をrespect(尊重)すればいいじゃない

特に私のドイツの友人達は誰一人が同じ生き方をしていません。
これも日記『暴露!知られざるドイツ人の裏の顔』でも書きましたが、彼らは本当に結婚という形に拘らない人種で、ただ保険だの税金だのの便宜上で、籍を入れるか~~という感じでする人もいます。
ですから、彼らにとっては、『結婚』がアモーレのゴールではありません

子供がいても同じ
籍を入れずに子供を持つ人もいます。

『できちゃった婚』という言葉が日本にありますが、私のドイツ人の友人は『できちゃった別れ』をしました同棲していて妊娠。
しかし彼女は、「彼はボーイフレンド止まりの男。父親には向かない。私1人でしっかり育てる。」と彼を追い出し別れました
日本社会では理解が難しいかもしれませんが、当時彼女は20代半ば。でも自分なりの人生感があったのでしょう。彼女の人生ですから、傍が『なんちゃらかんちゃら』言う必要はありません

つまり自分の人生をどうプロデュースしようと、それはその人の自由です
それに対して外野が『なんちゃらかんちゃら』言わない
そして大して長くもない物差しなら、それで計られて、大事な自分の人生について『なんちゃらかんちゃら』言われるのはたまりませんよね~

『人は人。自分は自分』12 Frankfurt Airport

それが通らず、ちょっとでも人と違うと『なんちゃらかんちゃら』と外野がうるさい日本

(写真:今回の経由地はフランクフルト。勿論ドイツビールザッケローニ監督も一緒のラウンジ。でもここではだれも気付かず、普通の人

東京オリンピックも決定しましたが世界の日本であるならば、震災による山程の問題の早期解決は勿論、人の人生に対して『なんちゃらかんちゃら』うるさくなく、『違い』を尊重出来る心の広さともっとオープンマインドが育つ土壌になることを望んでいます

公私共にコメントを下さったReaderの皆さんへ
皆さんからのコメントを読んで、益々熱く燃えているMizkoです
もうこの際、地球上にはこの日本とは全く違った考え方が存在することを、私の長い海外生活や外国人社会での経験を活かし、まだまだ皆さんにお知らせしたいと思っています

『なんちゃらかんちゃら』にうんざりしている方々、Mizkoと一緒にスカッとしましょうよ


madame_mizko at 19:56|PermalinkComments(4)TrackBack(0) イタリアにて 

September 11, 2013

なんちゃらかんちゃらとうるさ〜〜〜い!(Mizko流アモーレ論)Part 2

さ~~~て「なんちゃらかんちゃらシリーズ」第二弾です

(私は甘いものをあまり食べないので、海外でも撮影を忘れてしまうことが多々あります
そこで、今回はドイツのクーヘン(ケーキ)です。カフェでは、食べたいケーキをショーウィンドーから選ぶと券をくれ、ケーキをテーブルまで持って来てくれます。お店にもよりますが、「ケンヒェンカフェ」と言うとコーヒーがこうしたポットで出て来ます。一杯だけのコーヒーは「タセカフェ」です。)

外国人社会では、日本人社会のように大人しくありませんから、人を愛すると、結婚して子供がいても、そんな奥さんをアモーレという武器を持って奪いに来る男はいくらでもいます他人の妊娠中の奥さんもお腹の子供ごとかっさらって行く男もいます

逆も当然ありますつい先日私のドイツの知人は、結婚35年目にして、不調で長期療養に行った夫が同じく療養していた女性にかっさらわれました
そうですこんなことはアモーレの国イタリアだけではありません。
結婚という法律的な契約を締結したところで、相手の心までは縛れませんからね5 Saarbruecken-1

周囲を見ていて、『好きになってはいけない相手なんていない』とつくづく思うようになりました。
それに「この人は好きになってはいけない。」と言われて(または思って)「や~めた」と引き下がれる感情をアモーレとも思えません

その反面、このような外国人社会では、結婚していなくても相手の両親を大切にして、相手の両親のお誕生日をお祝いに行ったり、食事に誘ったり、相手の両親の看病の手助けもします
実際私のドイツ人の友人の男性達は、彼女と一緒じゃなくても、一人で彼女の親御さんのお見舞いに行ったり、美味しいワインを差し入れに行ったりしています。これって普通なこと5 Saarbruecken-2

結婚するもしないのも、アモーレ相手とその家族を思う気持ちに変わりはありません。
結婚していないから、相手の親とは家族じゃないし、関係無い…なんて心狭いことは思いません
結婚していようが、していなかろうが、自分が愛する相手の大切な人達にも愛情が湧いて来るのが「アモーレの連鎖」じゃないでしょうか

アモーレをする側は勿論、外野で人の人生に「なんちゃらかんちゃら」言う人も、形に拘る、世間体に拘る以前にもっと大事な事があることを忘れてはいけませんね~
人に何を言った所で、その人の人生の責任を取れない限り、基本、外野が無責任に「なんちゃらかんちゃら」言うのは控えるべきだと思います

Part 3に続く

madame_mizko at 10:46|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 日本にて 

September 07, 2013

なんちゃらかんちゃらとうるさ〜〜〜い!(Mizko流アモーレ論)Part 1

長い間海外との行き来をして、日本に戻った時のMizkoの感想は……7 Milano-7
「この国、なんちゃらかんちゃらうるさ~~い

(写真はミラノの恋しい食べ物。上は家の近くのピッザリアのスパゲティボンゴレ。とっても美味しい今宵はとっても食べた~~い真ん中はダッテリーノと呼ばれるトマト私が一番好きなトマトですこれで350円位。夏の我が家の冷蔵庫でいつも冷えています。下は、近所のバールのアンティパストの盛り合わせ。これでワインはたまりませぬ何人かで飲む時には最高のイタリア風おつまみ

兎角この国はやたらと人の事に介入して、その人の人生についてなんちゃらかんちゃら言う人が多いです
そしてなんちゃらかんちゃら言われて、それに悩んだり、苦しんだりしている人がこれまた多い
これを私は、とっても日本的な文化だと思っています

特に恋愛に関しては、そのなんちゃらかんちゃらはエスカレートする

私が長年関わって来た外国人社会のメンタリティーでは、とても理解出来ない事は…3 Milano dattelino-3
結婚適齢期って何理解不可誰が決めたのこれ

つい数日前に知り合った男性と、一度か二度そういう関係を持ち「彼氏が出来た」と言う人も結構いますが、これって彼氏理解不可もっと精神的なアモーレを育ててから言う言葉では

彼氏出来れば、考えることはすぐ結婚理解不可何故そんなに焦るの

安定したいから結婚する理解不可結婚して何が安定するの

結婚すると親が安心する理解不可相手の親の安心のために女房や夫にされる方はたまらないのでは

以前も日記で書きましたが、日本人のアモーレは兎に角頭で考えて、こうだからこうあるべきだ…みたいに型にはめる。アモーレの精神的な事よりも、形に拘る
形になってやっと安心するみたいな所がある。
この安堵感が私には理解不可Italian Antipasti
また形に拘るとは、世間体に拘るということもあるのでしょう

私の関わる外国人社会では、相談されれば意見は言いますが、基本はその人が選んだ人生をrespect(尊重)し、そのままの彼なり彼女を受け入れます

親でさえ子供達の人生にそうそうなんちゃらかんちゃら言わず、その子の人生なんだからと人生の選択は本人に委ねています。
「それで本人が幸せならそれでいいじゃない。」と…。
ですから第三者や遠い親戚がなんちゃらかんちゃら言う土壌ではありません

他人事でも日本でこのなんちゃらかんちゃらを言ってる人、言われている人を見ていると、なんちゃらかんちゃらうるさ~~~いと思うMizkoです


madame_mizko at 20:07|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 日本にて