August 2011
August 30, 2011
一番人気のおみやげは?
日本での日々を公私共に慌ただしく過ごしています。
そんな中での楽しみは、仲良しさんと一緒にお酒を飲むひととき……。
日本語で本音でバンバン語れる友は、これまた私の財産。
それにしても、こっそりお忍び帰国だったはずが、Mizkoのキャラから、大人しく忍んでもいられず、地元の御馴染みのお店にはまたまたすっかりお世話になっています。
でも私の突然の出現に、私の顔を見た時、皆一瞬表情が固まり、「ああ~!」とか「おお~~!」とか「ほ~!」と先ず発し、それから、「お帰りなさい」と笑顔で迎えてくれます。
中には、ビックリした顔付きで、私の存在が信じられないように、「帰って来たの?」と聞く……帰って来たから、今あなたの目の前にいるのですが。
それにしても地元の皆の「お帰りなさい」は本当に嬉しいです。
地元表参道のMizkoのお気に入りのお店の方々、本当にいつも暖かく迎えて頂き有難うございます。
そこでMizkoのおみやげで、一番人気が写真の男性、女性のヌードカレンダーです。
早くも2012年のカレンダーです。
「いやらしい~~!」なんて言わないで下さい。そう言うあなたはお子ちゃま。
色々な種類がありますが、Mizkoが選ぶのは、本当に美しいのです!
大人の男性、女性のアートのようなヌードです。
これは大人の皆さんに、毎年大変喜んで頂いています。
因みに自分用にはもっとビッグな男性ヌードカレンダーを買いました!!!
女性の皆さん、「Mizkoだけずる~~い!」なんて言わないで!
これらはドイツでゲットしています。
このカレンダーをプレゼントした男女のリアクションが違うのが面白いです。
男性は、1月から12月までをめくって見るだけ。そしてに最後に、「いいね~!」とか「良いですねえ~~!」と言い、女性は、「私は〇月が好き~」とか、「〇月は私の」とか、即座にどの男性が良いかを選択します。
そう言うMizkoは、1月の彼が一番いいかな~?!
残っている数も少なくなりました。まだ手にしていないMizkoのお友達で、欲しい方はお早めに。
August 25, 2011
江戸にて女子会
Readerの皆さんもお分かりになりましたね……Mizkoの居場所。
どなたですか?前回の写真をご覧になり、「長野?」とお思いになった方は???
でも木曽路辺りに似ていますね。
前回の写真は、私の大好きな下町深川の江戸資料館です。
スタッフ達のインフルエンザで今年はスタートして、新年会も出来ぬまま大震災に遭い、暫くして私もミラノに帰ってしまったので、今年初めてのスタッフ達との女子会で、私が深川を選びました。
深川不動の参道にある京都のお茶漬けやさん「近為」で、ぶぶ漬けランチ。
いやいやこれが美味しいんです♪
私以外は初めての来店。
美味しくてお櫃のごはんだけで足りないのは、大食いT。
そこで私のご飯をお裾分け。
お不動さんとそのすぐ傍の富岡八幡宮をお参りして、深川江戸資料館へ。
両国の江戸博物館の方が知られていますが、私はこじんまりしたこちらの江戸資料館が好き。
偶然にもそこでからくり人形も見れて、その性能の良さにに全員が「へえ~~~!」を連発。
その後には清澄公園を散策。
「カメに噛みつかれたら、冷静に池にカメを返しましょう」の注意書きには、全員が「カメに噛み付かれて、冷静でいられるかな???」と疑問が残る。
そこから先の行動は企業秘密???
ただ、「家族や恋人以外で今最も気になる男性を3人あげよ」コーナーでは女子会ならではの盛り上がりでした。
写真は改めまして、深川江戸資料館にて。
急に雷が鳴り出したり、夕方になったりと演出も楽しい。
August 24, 2011
August 16, 2011
気持ち複雑な2011年Mizkoの夏(後編)
私にはお気に入りのドイツブランドのアクセサリーがあります。
先日ニュールンベルグに行った際にそのお店に行き唖然!
全てのショーウインドーにはパンダや、中国のお寺、漢字が飾られていて、
アクセサリーのデザインも同じく、パンダやお寺や中国語。
ドイツブランドなんですが………。いや~~~それを見たときには言葉を失いましたあ~!
アッと言う間に中国にも支店が増えていました。
ヨーロッパとは長いお付き合いですが、ここ短い期間で、「中国」、「中国人」を見る事が本当に多くなりました。
それもすごい速さで留まることを知らずに増えているので、ただただ驚いてしまうMizkoがいます。
最初は単に中国人観光客が増えたと思っていたのですが、そうではなく、ミラノで商売をする人達です。
また中国人が中華料理店を経営するのではなく、違ったあらゆる職種です。
お店に入ってみれば、ここもあそこもそこも中国人経営。
デパートに入って、中国人の波の中に入ってしまう時には、「ここってイタリア、ミラノよね~~?」と確認したくなります。上海のデパートにいるようです。
そんな時には、とても複雑な気持ちになります。
しかしイタリアで見る多くの中国人の皆さんの勤労意欲には頭が下がります。
暑い日も寒い日も一日も休まずに、イタリア語を身に付けてミラノで働いています。
イタリア人の商人達は一ヶ月も二ヶ月もお店を閉めてヴァカンスに出てしまっているのですが、そんな時に彼らの
お店のほとんどが開いていて、それも夜遅くまで営業しています。
ミラノ生活において、私もそんな中国人の人達に大変よくしてもらっています。
「Mizko,これ食べなさい、これ飲みなさい」と年中サービスしてもらって、親しくしてもらっています。ヨーロッパで出会ったアジア人同士、心の繋がりが嬉しいです。
家族を中国に置いてミラノで働いている人が多いので、離れた家族のためにも頑張っているのでしょう。
働き振りから、イタリア経済の低迷と中国経済の成長は容易く納得出来ます。
ただそれは、国民性の違いから、生きる価値感の違いで、イタリア人はお金を貯めることを生きる目的とするより、今生きているこの時この瞬間を思いっきり楽しむ人種だからとも言えるでしょう。
まあたった一度の人生ですから、どう生きるかの舵取りは自分次第。
あなたはどっち?
Mizkoは個人的にはイタリア的発想の人間ですが、こうして中国人のエネルギッシュな働き振りをいつも目にしていると、一日本国民として今の日本を考える時には、とてもノンビリした気分にはなれません!!!
ドゥオモ広場近くの以前Citibankがあった場所は、今では中国の銀行になっています。
窓越しに、スマートにスーツを着こなした中国人バンカー達の姿が見えています。
旅の参考に:
Citibankと言えば……、海外旅行をする人には、日本のCitibankに口座があれば旅先で現地通貨で引き下ろしが出来て便利ですよね。
それが!!!イタリアのCitibankは数年前に撤退してしまい、今ではCitiBankのカードを持っていてもイタリアでは意味がありません。
他の銀行のATMでCiti や Plusと記してあれば、引き下ろしが可能と東京のCitibank の人に聞きましたが、それすらもミラノでは見つかりませんでした。
先日行ったドイツ、ニュールンベルグでもCitiBankは撤退していました。
ドイツの他の都市は分かりませんが、Citibankのキャッシュカードをお持ちで、こちらでお使いになろうと思っていらっしゃる方はご注意下さい。
写真:
5月に半年振りに帰ったミラノの我が家のテラスは、枯れ園になってしまっていましたが、花園に戻りつつあります。真っ赤なゼラニュウムが元気に咲いています。
この黒いチュウブにタイマーでセットした時間にお水が流れるようになっています。
これを使用すれば、留守中のお花へのお水やりは心配無し!
ヴァカンスの長いイタリア人達は、皆さんこのシステムを使っていらっしゃるようです。
しかし因みにこれはドイツ製です。
気持ち複雑な2011年Mizkoの夏(前編)
Readerの皆さん、夏休みは如何お過ごしでしょうか?
いやいやこういうご時勢ですから、夏休みもなく、額に汗して働いていらっしゃる方も多いことでしょう。お疲れ様です。
Mizkoはとある国のとある町でこの日記を認めております。
仕事をすっかり忘れ、ヴァカンスを過ごしたいところですが、海外に居ながらにして知る今の日本の情勢を考えると、どうしても手放しでヴァカンスを過ごす気になれずにいます。
日本と入れ替わりアジアの代表になって、それもすごいスピードで勢いをグングンつけて来る中国経済や中国人のモーレツな勤労意欲を、日々の生活の中で目の当たりにしているからだと思います。
私の長い海外生活の中でいつも日本がアジアのリーダーでした。
今思えば、この「日本国」のパスポートが私の一個人の信用さえもバッグアップしてくれていたのではないでしょうか……。
そして「日本人です」と言うことだけで、海外で好感を持たれたこともあるでしょう。
それだけ一国家としての日本は、世界に信頼され、犯罪も少ない平和な国というイメージを私の出会った多くの外国人が持っていました。
しかし経済低迷状態の日本に更に襲った大震災。
地震、津波、原発問題の三重苦で、日本は危険な国というレッテルを貼られました。
私の周囲の外国人達は、誰しもが、地震や津波は自然災害で、人の力ではどうにもならないことですが、原発問題にはとても厳しい意見を持っています。
日本政府や東電の言う事を信用していませんし、隠蔽があるに違いないと誰もが言っています。
今では、日本の野菜もお肉もお魚も放射能を浴び、全面的に食べられないと極端に恐れている外国人は多い
し、いくら私がそれを否定しても、彼らのその考えは変わりません。
そんな中ご近所さんであるミラネーゼのマダムが私に言いました。
「Mizkoもそう思っていても、私達外国人に自分の国を否定されるのは嫌よね。
それは自分の子供をどんなに駄目だと思っても、他人に言われると嫌なのと同じよね。」と言いました。正にその通りです。
日本の悪口を外国人に言われるのは嫌です!
その反面、日本の多くの知人達も海外産のお肉やお魚を食べていて、外国人に信用されないのは兎も角、日本人が日本国や国産物を信用出来ない現実は悲しい。
以前は私が目にしていた海外雑誌のファッションやお洒落スポットで比較される世界の町は東京、ニューヨーク、パリ、ミラノでした。
最近は東京の姿はなく、その代わりは上海です。
バブルの頃の日本のように、写真の皆さんは派手な衣装で身を飾り、パーティの様子。
本当に世界においての日本の存在は変わりましたねえ。
Readerの皆さんは、この変化をどう受け止めていらっしゃるでしょうか?
まだまだ私は、この変化を「諸行無常」の一言では割り切れない思いでいます。
後編に続く
写真:
ミラノ、ドゥオモのとあるところにある彫刻です。金色になっているのは、ここに触れると幸運があると言われている場所で、それを知っている人達が触れて、ここだけこのような金色になっています。ミラノのドゥオモを訪れた際には、是非探してみて下さいね。