September 2010
September 30, 2010
忘れられない味
写真:Mizkoの一番好きなパスタはspaghetti alle cozze e vongole(ムール貝とあさりのスパゲッティ )です。
プーリアの旅では何回か食べましたが、アドリア海沿いの町(Monopoli)の海辺のレストランで食べたこの写真のが一番美味しかったです。
忘れられない味でもう一度行きました。
ソースにはbianco(白)とrosso(赤)がありますが、何と言っても貝の味が染み出たソースで食べるbiancoが好きです(rossoと言うとトマトソースです)。それに挽きたてのブラックペッパーをたっぶりかけたら最高!!
太陽サンサンと照る日のランチであれば、冷えた白ワインよりスプマンテで食べたい。
表参道価格の一杯分と同じ値段で、ここではボトルで飲めるのがうれしい……。
こうお話していたら、また食べたくなっちゃいましたア~~~!
海沿いの素晴らしい風景と素敵なレストラン、美味しくてそして安ければ、心豊かな気持ちになります。
ミラノでの生活でも、特別豪華なレストランに行かなければ、東京よりもお財布に優しい価格で美味しい物を食べられますが、今回の旅は、お財布にはぐっと優しいお値段でした。
ピッザリアに行けば、大きなピッザが3~4ユーロとありがた~~いお値段。
バールでは、10ユーロでそんなにお酒が弱くはないMizkoも軽く酔ってしまうほど……。
プーリア万歳!!日本産のズッキーニ1本が300円もする青山価格に腹が立つ!!!
September 27, 2010
やっとPCも携帯も完全復活!
写真:マリアのマンマの作ったパスタ、カベテッリとインゲン豆。
それとココメロ(cocomero)と呼ばれるお野菜としてのメロン(甘くない)。
プーリア地方独特のメロンで、パスタを食べながら、ココメロを手に取り食べる。
青空市場でも沢山売っていました。
パスタの合間に食べると、水気があってさっぱりしているので美味しいです。
都会(ミラノ)の生活に戻り、またプライベートでも気の抜けない生活です。盗られないようにバッグを抱え、お財布は他人に見られないように、買い物ではおつりや質をごまかされないように……。
のんびり、ゆったり、はんなり、ぼんやりは禁止の生活。
ミラノの生活だけではなく、ツアーでもなく、海外の大きな町で女性が一人で行動する時にはある程度の注意と心構えは必要です。
今夜も自宅の窓のシャッターは全部閉めて、窓の鍵を締めました。家にいても油断は禁物。プライベートもそんな緊張感の連続の日々なので、サンマルコ村のおっとりとした生活は本当に心が休まりました。
人間の出会いは時に本当に不思議。
初めて会ったのに、もう何年も知っているような、ずっと一緒にいたような気がする人がいる。
マリアの家族もそうでした。
何度会っても、目の前に座っていても、日本語で話していても心が通い合わない場合もあるのに……。
イタリア語には英語の「you」に当たる言葉に「Lei 」と「 tu」があります。
後者が親しい人に使う「あなた」という意味です。
この使い分けがなかなか難しく、どの位親しくなったら「tu」を使って良いものか……。
どちらを使用するかによって動詞の活用も変わってくるので、同じく二人称単数形が2種類ある言葉、特にお堅いドイツ語ではよく悩みます。その分英語は楽!どんな人にも「you」でOKですから。
マリアの家族とは、「はじめまして」のご挨拶から30分位で「tu」を使う方が自然に思えるほどの人柄のご両親、そしてお兄さん家族でした……と言うより、「はじめまして」という感じが全くしませんでした。
パンもパスタも数々の食後酒もマンマの手作り。ワインもマリアとパパが作ったもの。
親しいさ一杯で、初めてのお宅でも全然遠慮なくお腹一杯ご馳走になりました。
2度目のお夕飯のお誘いの時には、「マンマ~~!パッパ~~!」とすっかり甘え、まるで実家に帰ったようでし
た。
ミラノに帰る前日、3度目にお邪魔した際には、マンマに「帰っちゃうの本当に残念!ミラノで暮らすのは止めなさい!そしてこっちに引っ越していらっしゃい!」と何度も言われ、お別れの際には再会を約束して、飛び切りのbaci(キス)とabbraccio(抱きしめること。抱擁)をしてもらいました。
素晴らしい人達との出会いに感謝。
その機会を与えてくれたマリアに感謝。
そんな皆さんに心からBaci e abbraccio!
September 24, 2010
お待たせしました!再会のお相手は・・・
写真:サンマルコ村の銀座?手前からバー、スーパーマーケット、郵便局と並んでいる。
閉まっていることが多いのですが、村で一番クールなスポット?!
4年振りに再会したのは、東京で私のイタリア語の先生だったマリアです。
4年前に故郷のここプーリア州に帰ってしまい、それ以来の再会です。
彼女はバリ(インドネシアのBaliじゃなくてイタリアのBariで発音が違います)から南下したロコロトンドに近いサンマルコという村に、こちら独特のとんがり帽子のような屋根をしたトゥルッロ(複数形はトゥルッリ)と呼ばれる家を4軒持っていて、今ではそれをバカンスハウスとして貸す仕事をしています。
そしてその一軒、サンマルコ村のまたイアネッラと言うまたまた小さな集落にあるトゥルッロを貸してくれました。
代々受け継がれたトゥルッロは現代のニーズに合わせリフォームされています。現在70歳を過ぎたマリアのお母さんが育った家すらも時を越えバカンスハウスとして生まれ変わっています。
ちょっとでも古くなると壊したり捨てたりして新しい物を追う日本ですが、家具一つでも直しながら大切にするヨーロッパの文化に習うべき点が沢山あるように思います。
プーリア州には初めて来ましたが、ガイドブックにも載っていない素晴らしい見所が沢山あり、それに食物が美味しい!人々もミラノ人みたいにツンケンしていなくて、ここに一ヵ月もいたらたくさ~んお友達が出来そう!
すっかりプーリアに魅了されたMizkoです。
マリアのバカンスハウスの情報は…『地球の歩き方、南イタリアとマルタ』の156、157ページにトゥルッリ・コンヴェルティーニで載っています。またURLは→ http://www.travelsouthernitaly.com です。
マリアは日本語も英語も話すので、機会があったら是非いらしてみて下さい。
September 21, 2010
お相手は誰?
写真:今のMizkoの家です。私は何処にいるでしょうか?
ある人との再会は私の期待を裏切りませんでした。
私を見つけるとこの人は声を上げて私に近寄り、私をぎゅっと抱き締めた!
この人の生まれ育った土地で、素敵なレストランに連れていってもらい、地元の美味しいお料理とワインを味わいながらの語らい…信じていた通り、この人は以前私と過ごした時間を鮮明に覚えていてくれました。
とっても嬉しい!今回はまた新たな沢山の思い出が出来そうです。
そして写真のお家…中にはダイニングキッチンと寝室、バスルームが有ります。
まだまだここは昼間は暑いですが、家の中は涼しくて快適!
とても静かで、鳥のさえずりと風の音しか聞こえません。
こんなに心静かな時間を過ごしたのはいつだったか思い出せないほど久し振り。
でも只今私のPCも携帯も不通。町に出て、通じた時に私の携帯からこの日記を東京のスタッフに送り、PCからMizkoのHPにアップしてもらうことにします。
September 17, 2010
再会への旅
写真:本日のMizkoのランチ、偵察を兼ね中国人の日本食レストランにて焼肉定食。
これにエスプレッソがついて12ユーロ。
店内も清潔、店員さん親切、とっても美味しい、ボリューム満点…う~~ん日本人の日本食レストランに負けていない……ちょっと複雑な気分。でもこのお店私好きかも。
私は明日ある人に3~4年振りに再会します。
この間私達は年中連絡を取っていた訳ではありませんが、一つだけ私はいつも確かでした。
この人は決して私を忘れてはいない……。
私と過ごした時間を忘れてはいない……。
一緒に行った根津神社で見たさつき(つつじ?)に居酒屋ナイト…。
一緒に語った色々な話・・・時を越え、距離を越えても忘れてはいない。
この人は明日私の姿を見つけたら、思いっ切り私を抱きしめるでしょう。絶対に!!!
こんなに相手のことが確かに思えるのは幸せなこと。
それはこの人の人柄がそうなのです。
そんな人を私もこの何年間決して忘れはしませんでした。
再会に胸がときめく夜です。
そのお相手は???
お話は再会の後に。