August 2010
August 31, 2010
イタリア名物sciopero
写真:新しいピッザリアがオープンしていたので行ってみました
きのことハムのピザ……写真に入らないほどビッグでしたが、薄い生地でとっても美味しかったです。
お値段…因みに7ユーロ。ピザは庶民の食べ物なので、本来お値段はこんなものです。
お店も明るくて活気があり気に入りました。
前回は蚊と言う意味のイタリア語 zanzara (複数形 zanzare)をお勉強(?)しましたね。
外国語を正しくカタカナ書きにするのは難しいし、あまり良いとは思いませんが、ここでは仕方ないですね。
ザンザーラ(ザンザーレ)でラとレは舌を巻いてR発音で。
観光でいらっしゃる方は、ドゥオモ広場辺りのカフェでしたら、ザンザーレさん達との遭遇はあまりないでしょう。
夏は夜10時頃まで明るいですし、彼らの活躍時間はその後です。
その頃になるとブレラ地区でもザンザーレさん達は大活躍です!
さて今回は前回の2) sciopero ストライキについてお話しましょうね。
ミラノで生活をし始めた頃、余りにも何度も耳にしたり目にして覚えた言葉です。
本当外国語のカタカナ書きでは難しく、O(オ)にアクセントで、ショオぺロでしょうか……。
このストがよくあります。アリタリア航空を使わないのも、ストが多いからです。
他の航空会社で日本に帰ろうと、ミラノ、マルペンサ空港に行った際にも、アリタリア航空がストで職員がデモをしていて、空港ターミナルにタクシーで近づけず途中でタクシーを降り、荷物を引きずりターミナルに行かなければなりませんでした。
日本から戻った際に、空港に荷物用のカートが一台も無い!!
空港職員に尋ねたら……「sciopero!」の一言でした。
カートの会社までスト!(ため息)
誰もが大きな荷物を引きずりながら、文句を言う人はいません。
テレビや新聞でのストのニュースを見逃して外に出たら、路面電車もバスもタクシーも一台も見当たらない。
でも家が中心のドゥオモ広場から歩ける距離なのが幸い!
でもドレスアップしてタクシー頼りにしていたのに、ピンヒールの靴で古びた石畳の徒歩は辛い!!!
路面電車で出掛けたのに、帰りには路面電車もバスもタクシーも消えている!!!
でもある停留所には何人かいる。
「ストは終わったんですか?」と訊くと、回答は「知らない!」。
違う人に「いつ路面電車かバスが来るか知っていますか?」と訊くと、回答……「知らない!」。
また他の人に尋ねて理解出来ました。
結局そこの誰もがいつ来るか分からない…もしかしたら今夜はもう来ないかもしれない路面電車やバスを取り敢えず(?)待っているのです。
私にはそんな忍耐はないので、さっさと歩いて帰りました。
イタリアの生活は頭が固いとイラつきます。
不可解なことへの「何で?」「どうして?」の質問の回答も「イタリアだから!」・・・の一言で納得しないと疲れます。
1+1=2にはなるとは限らず、私の乏しい想像力ではとても予想のつかないのがイタリア。
だからこそ年中自分の考え方や常識が打ちのめされて、腹が立ったり情けなかったり…でもそこから私に新たなことを教えてくれるのもここイタリアです!
August 29, 2010
今夜もZANZAREとの戦い?!
写真:左は火の点いたレモンのローソク、蚊の退治用の電気ラケット。右上はローソクと蚊取り線香。右下は夏の夜のお出かけの必需品の蚊除けスプレーと刺された場合のスティック型の薬(キンカンみたいな薬で便利)。
本日のMizkoは例のzanzaraのお陰で寝不足……。
1)zanzara (zanzare) 2)sciopero 3)mammone (mammoni) 、この3つは生活に必要な言葉として、私がイタリアに住み初めて覚えた単語です。
1)は蚊 2)ストライキ 3)マザコン の意味です。()は複数形です。
ここではこの3つがとっても多いのです。
今回は1)についてお話しましょうね。
私もミラノに住むまでは、こんなに蚊の多い町だとは知りませんでした。
お洒落なパー、カフェ、レストランのテラスにも例の渦巻きの蚊取り線香がテーブルの下に置かれている……。
蚊取り線香の香りは日本とは違って、お花だったり、レモンだったりします。色も赤や黄色、オレンジがあります。
その上にレモンのローソク。
中にはそれぞれのテーブルに蚊除けスプレーが置かれている……そうすると、「何て気の利いた良いお店なんでしょう!!」なんて感心してしまいます。
スプレーが見当たらない無い場合でも、お店の人に言うと、お店に用意されている場合も多く、それを使わせてもらえます。
どこかで読んだ記事に、ミラノにはそれは沢山の種類の蚊がいるようです。
以前お話しましたが、ほとんどの公共の乗り物にエアコンがないので、暑いせいか地下鉄の中にまでいることもあります。
突然前に座っている人が立ち上がり、両手をパチパチやっている……そんな姿……「なんの宗教??」と思いたくもなりますが、そう蚊を追っているのです。
それにほとんどの家に網戸というものがありません。
我が家は小さい窓には網を張りましたが(それも自分で)、テラスやバルコニーに行く開き窓(ドア?)の高さが2.5mほどあるし、網をつけると出入りが不便なのです。
ですからどうしても蚊取り線香、レモンキャンドル頼りです。
日本からも色々持って来てはいますが、ここの蚊は手強い!!!
名前からして手強そうじゃありませんか??ザンザーラですよ!!(複数形はザンザーレ)
ナヴィリオ地区のお話をしましたが、運河があって、お洒落なお店が並び、Mizkoがミラノでも大好きなスポットの一つです。
まだミラノ生活に慣れないある夏の夜、運河沿いのお洒落なバーで飲んでいたときでした。
勿論蚊除けスプレーは、肌が露出している所には十分にして行きました。
しかししぱらくすると、背中が変……。痒いより痛い!
ちょっと背中に手を入れてみると、小さな硬いグリッとしたものが出来ている。
一つではなく、いくつか指で確認しました。
いつもの蚊に刺されたにしては、感触が硬い!その内背中だけが熱くて気分が悪くなり、急いで家に帰って背中を見てみたら、グリグリが16個も出来ている!!! 痛痒いけれど、痛い方が強い!
イタリア人の友人に話したら、「服の上からも万遍なくスプレーしなかったでしょ?!だめよ、夜、野外に行くときにはどんなにドレスアップしてても、またジーンズみたいな厚手でも全身にスプレーしなくちゃ!頭もね!!」と言われました。確かに服の上からはしていませんでした。
それから数日は熱っぽくて寝込みました。ザンザーレの種類の中でも特に手強い一種に襲撃(?)されたようです。痛みや痒みが消えた後も、刺された跡が完全に消えるまでに時間が掛かりました。
しかし私には長年世界中を一緒に旅する秘密のお水があります。
その時もそのお水でシップをしたらかなり楽になりました。
(そのお水に関してもまたお知らせしますね)
と言っている内にザンザーレが登場する時刻になりました。
レモンのローソク点けて、蚊取り線香点けて、ラケット用意して戦闘準備(?)に入ります!
今夜はザンザーレに睡眠を邪魔されずに熟睡した~~い!!
August 27, 2010
大人の夜in Paris

写真:ムーランルージュのプログラムより、御馴染みのフレンチカンカンシーン。
パリ滞在後半は気温が下がり寒い。
パリでの日々は忙しい!昼間は足が棒になるほど歩き回り、夜はやっと自分の時間……疲れてはいられない。
この時間があるからこそ、昼間はどんなに暑かろうが、寒かろうが、雨に濡れようが、ふくらはぎがパンパンになろうが頑張れる!
ホテルに帰って昼間のカジュアルファッションは脱ぎ捨て……変身!!
青山のアニエスベーの店長の梅ちゃん初めスタッフの皆さん、今回のMizkoのパリの夜は全てアニエスべーシリーズにしました。
いくつかご紹介しますね。
映画大好き!そしてジャック・ニコルソンとダイアン・キートンが大人の恋を演じた「恋愛適齢期”Something's Gotta Give"」が大好きなMizkoは、どうしてもジャック・ニコルソンがパリにいるダイアン・キートンに会いに来た『Le Grand Colbert』のレストランに行きたくて、今回行って参りました。
(映画の影響でアメリカ人が多くて、前回は満席で諦めました)
お食事は余り期待していませんでしたが、思ったよりも美味しく頂きました。
この夜は梅ちゃんの選んだブルーアニマルのワンピース。素足に黒のハイヒール。
バックは黒の小さな小さなケリーバッグ。
他の夜には久々のムーランルージュのキャバレーショーに行きました。
これまた梅ちゃんが選んだ黒のワンピース。黒のMizkoオリジナルストッキングに黒のハイヒール。全て黒。
そして長い間探していた真っ赤なバッグ・・・。パリで見つけました。
赤も色々ありますが、これこそ私の大好きな「真っ赤」!
黒の差し色としてそのバックとビーズと珊瑚の真っ赤なネックレスで行きました。
ムーランルージュは観光客が団体でバスでも来て、なんか興醒めしますが、ショーが始まってみれば時間を忘れ楽しめました。
勿論去年のクレージーホースでの世界的に有名なDita Von Teeseのショーとは比べ物にはなりません!
彼女のショーはアートですから。
あれは本当にラッキーでした。パリでも期間限定のショーで、幸運にも偶然に見れました。
今回は大人のディズニーランドショーと言う感じでしょうか……。
それにしても数百人入る会場は、一夜3回のショーそれぞれ連日ほぼ満席だそうで、びっくり!!
キャバレーショーと言うと、日本では違った印象もありますが、パリでは大人の遊び場だと思います。
男性同士、女性同士、カップル、男女のグループ、色々なパターンで来ていますが、男性同士で全く違ったショーを期待したり、女性同士でヨン様追いかけ気分で来たり、カップルで隣りのポカンと口を開けたり、ニコニコとショーに没頭する彼氏を見て、腹が立つような度量では楽しめません!
そりゃ男性なら当然ポカ~ンと口も開くでしょうし、ニコニコもするでしょう!世界中から選ばれた美しいショーガール達がトップレスで登場するシーンは圧巻ですから!
また逆に男性も、そんなショーガールに囲まれてハーレム状態(?)の男性ダンサーにヤキモチを焼いたり、横の彼女がそのダンサーにうっとりしているのに腹を立てるような度量ではいけません!それだけのショーガール達の真ん中に一人立つのは選びに選ばれたダンサーですし、お腹が6つに割れているのは当然なんですから!
そういう思いを超越して、大人の男性も女性も一緒に楽しみたいものです。
日本の大人の友人達とお洒落して皆でいきた~~い!!
アニエスベー青山店の皆さんへ:
いつもお世話になっています。お陰で、本場パリでアニエスベーファッションを楽しめました。梅ちゃん、パリのアニエスベーでは何も買いませんでした。やっぱり梅ちゃんの「OKサイン」がないと不安です。冬物のお見立てもお願いします!
あっという間にパリの滞在を終えて、ミラノに帰りました。
パリは寒くて、せーターを着て帰りましたが、ミラノは暑さをぶり返していました。
暑さとzanzara(ザンザーラ???何でしょう?回答は次回)と戦いながらこの日記を認めております。
August 23, 2010
国籍不明のMizko
写真:パリ、リュクサンブール宮殿
パリは連日暑い日が続いていて、その中を歩き回り、一気に日焼けして国籍不明のMizkoです。
プロフィールでもご紹介しました通り、アジアの国に行けば必ずその国の人間になってしまうというカメレオン体質ですが、矢張り西洋人になるには無理がある……。
今じゃ天然パーマの髪も伸び、カールが益々出ている上に日焼けすると、西洋人には成りきれず、アジア人にも見られず、周囲の困惑を感じます。
カフェでも道端でもこそこそ「何人かな?」ってフランス人が話している…・。
人が自分をどう見るかというのは本当に面白い!、オペラ歌手に見られたお話もしましたが、ドイツ、オーストリア、イタリア、フランスでは、日焼けしてカーリーへヤーでいると
スペイン語で話しかけられたり、またもらうパンフレットやメニューがスペイン語だったりします。昨日も日本語のメニューを見ていたら、ギャルソンが取り上げようとするので、「あの~~日本人なんですけど……」と言ったら、びっくりしている……。
まあこれだけ多くの人種が世界中からパリにやって来るのですから、彼らの困惑も仕方がないのかもしれません。
それにしてもParisという名前、フランス語、エッフェル塔は本当にビジネスになるなと毎回思います。
Parisと付いているだけで、フランス語で書かれているだけで、エッフェル塔の絵が付いているだけで、これだけの商品があり、それを皆が買う。
東京タワーじゃなくて、エッフェル塔であり、イタリア語じゃなくて、フランス語であり、
Milanoじゃなくて、Parisである !
これだけこの3つをテーマにして、商品を売っている町を私はパリ意外に知りません。
それもとんでもない値段で売っている。
パリの価格は東京と変わりはないし、カフェやレストランは表参道価格だし、旅をするには
価格が高い町の一つです。
勿論ローカルなお店に行けば値段もぐっと安くはなりますが、そんなお店は夏休みでお休みだし、
女性一人で入ろうとすれば、穴が開くほど見られるフランス人オヤジバーだったり……。
そんな中、エッフェル塔の絵が付いているだけのメモ帳が7ユーロで売られ、ノートになれば16ユーロもしてる!!
確かにパステルカラーでキュートですが、今の日本経済には現地価格がこれは高い過ぎ!横にキレイに並べられた小さな小袋の商品にも「I Love Paris_」(Loveの部分は赤いハート)と書いてあります。よく見たらコンドーム!!こんなところにまでParis!
参考までに……一個3ユーロでした。
そんな訳でお財布に優しいspecialを見つけるのは至難の業!
自分が買い付けをするようになり、つくづくフランス製品が高い訳が解りました。
でも頑張って見ますね!
ステキなカラーのバッグはゲットしましたよ!
小型のケリーバッグで、もうその色は正にパリ色!!お楽しみに!
勿論一個しかありません!
August 21, 2010
ロナルド君に見送られ……?!
ミラノ、マルペンサ空港のアルマーニのロナルド君の巨大広告に見送られ、只今Mizko、パリです!
Readerの皆さん、Bonjour !
思っていたより太陽がサンサンと照り、ミラノより暑い!
ミラノも観光客が多いですが、流石パリ!大変な観光客の数です。
観光客が集まる場所は活気があっていいです。
夜遅くまでカフェのテラスは人に溢れ、周囲の活気がMizkoを元気にしてくれます。
それに今回は前回のリベンジ……!
前回はすっかりフランス語を忘れていて、口からフランス語が全く出なくて悔しい思いをしました。
今回はその反省もあり、出発前は毎日欠かさずフランス語のヒヤリングをしていたので、少なくても簡単なフランス語は取り戻せました。
語学は残酷で、どんなに勉強しても使わなければ忘れる……。
怠けた分だけその結果が出ちゃう!Mizko…フランス語怠けておりました!
今ではパリも大分英語が通じますが、矢張りフランスではフランス語にチャレンジしたいです!
ではまた、A bientot !