June 08, 2025
オーバーツーリズムで消えゆく美しきもの達よ
どちらも数え切れないほど行っていて、どちらも昔から人気な観光地で観光客は多かったですが、それにしても、その土地ならではの良さを感じる余裕も無いほど観光客が多過ぎました

(写真左:今や大変貴重な日本米、ミラノで有り難〜〜く頂きました。いつもお鍋で炊きます。)
日本でも本当の表参道の良さ、銀座の良さ、京都の良さとその土地に住む人が本当に紹介したいその土地の素晴らしさはオーバーツーリズムにより消えつつあり、それはどの観光地も同じように思います

それでも今回スタッフのPescaには、それぞれの街を紹介出来て良かったと思います。
それは…今後もっともっと変わってしまうかも知れませんからね


(写真左:今一番のお気に入りのチャイニーズレストランにて。焼き餃子。)
ザルツブルグ市街の歴史地区の世界文化遺産に選ばれたほどの美しい街並みだけは今も変わらず
しかし観光客が多過ぎます


またオーストリアと言えば、2011年にユネスコ無形文化遺産に登録されたウィーンのカフェ文化があり、ザルツブルグにも老舗のカフェがあります。
そうしたカフェは、単なるコーヒーショップでも喫茶店でもなく、本来は長い歴史のある優雅な雰囲気をも楽しむ場所です。
しかしそのカフェの長い列に並ぶ、短パンとTシャツにリュックサック、そしてサンダルなど、とても優雅な雰囲気を味わうには不似合いな服装で、有名なカフェだからケーキの一つも食べに来ただけの観光客のスタバと何も変わらぬ光景にはがっかりしました

最近では点心は気軽に食べられるようになりましたが、特に肉まんはストリートフードとして近所のスタンドでも売っています。)
それとどこもかしこも観光地での工事が多い

そして理解出来ないのは、いくら有名なレストランやカフェであっても、工事中でブルトーザーが埃を舞い上げて穴を掘っている横のテラス席で飲食をする観光客。
ザルツブルグの歴史地区には地元の方がお買い物をするようなスーパーなどもなく、お値段も観光客向け。それでもレストランもカフェも混んでいて、席の確保がなかなか大変

しかし夏のザルツブルグ音楽祭の頃には観光客の数はその3倍ほどに膨らみ、どこへ飲食に行くにも予約は必須だそうです。目の前の人混みから、その三倍もの人混みは想像出来ませんでした

そんな中で嬉しいことの一つは、映画のロケ地を周る、大好きな「The Sound of Music」ツアーがまだあり、この映画が忘れられていなかったことです

ミュンヘンでは、ある時Pescaに言いました。
「今私、いつもと違うかも知れないけれど、あなたに怒っているわけでも、機嫌が悪いわけでもないからね。ただ凄く集中しているの。例としたら、今もし態度の悪い奴が私を言葉で(
)一発殴ったら、即三発は返せるからね。そのくらい警戒心と集中力を持ってるのよ。」

そのすぐ後でした。外国人店員がPescaの奢りのドリンクのお釣りを彼女に渡さず、「お釣りは僕へのチップだよね。」と言いました。
席も無く、立ったままでのたった一杯で、入店した時から態度の悪い店員に勝手にチップを取られては堪りません
しかし気持ちの準備をしていた甲斐もあり、江戸っ子でイタリア仕込みのMizkoはドイツ語で捲し立て、言葉で(
)三発返して、お釣りもしっかりPescaに返させました



最近ドイツのお店では、ドイツ人はどこに行ったの?と思うくらい外国労働者が多いです。
ミラノも例外なく観光客が押し寄せているのですが、私が住んでいるところは中心部にも拘らず、オーバーツーリズムの影響は全く受けずに暮らせていて、勿論ぼったくりもありません。
この地域とのご縁には本当に感謝しています

どこも確かに物価高にはなりましたが、その上に(観光地と言えども)過度にぼったくられては堪りませぬ
それにしてもこの円安
日本経済
しっかりしろ




madame_mizko at 22:29|Permalink│Comments(0)│
June 03, 2025
すっかりご無沙汰〜〜申し訳ございません💦💦😰
いやいやすっかりご無沙汰をしてしまいました

Readerの皆さん、ごめんなさい

実は4月の終わりにスタッフPescaがMilanoに来て、彼女とは2週間ほど旅をして、その後もMizkoの旅は続き、計1ヶ月ほど旅を続けていました



写真)最近ではお馴染みのトレンティーノ
しかし今回は湖畔にある、ベッドルーム二部屋とバスルーム二部屋がある素敵なアパートメントでの宿泊。写真はMizkoのベットルームとバスルーム。

湖を眺めながら広いお庭にあるテラスでの朝食。



が〜〜〜
イタリアからオーストリア、アルプス山脈を越えてドイツに行き、国境を越えた先々でネット環境が変わったら、いつも使っているサイトにアクセスする度に「いつもと違うネット環境からのアクセスがあった」とメールで警告が入るようになり、不審者からのアクセスと看做され、色々と不具合が出てしまいました


これ以上不具合が出てしまうと、仕事にも支障が出てしまう為、ミラノに帰宅するまで、もうノータッチで過ごしていました。
そして帰宅して、やっとインターネットへのアクセスが復活したところです

写真)朝から晩まで美しい湖。湖畔のお散歩気持ちいい〜〜〜

この間Mizkoが突然行方不明となり、ご心配お掛けした方、本当にごめんなさい

色々辿ってご連絡下さった方、有難うございました

写真)Trentinoと言えば、勿論いつものマリア様が出現したという巡礼地も訪れました




さ〜〜て今回のPescaの旅のマダムMizkoによるSpecialプランは…
Milano(Mizko宅2泊3日)
Trentino/Italy(5泊6日)
Salzburg/Austria(3泊4日)
Munich/Germany(3泊4日)
写真)カフェもお店も一軒もない、観光客は私達だけ

ただどこの家にもフクロウが飾られているフクロウの村も訪れました

で、ミラノに到着して、車で北上し、トレンティーノの自然を満喫し、アルプス山脈を越えてサウンド・オヴ・ミュージックの舞台になったザルツブルグへ。そしてミュンヘンから彼女は帰国しました。
新しい経験をいっぱいして、何よりものお土産になったと思います。
その経験を彼女の人生に役立てて頂ければ、トラベルコーディネーターMizkoとして嬉しいです
。
写真)アルプス山脈を越え、映画「サウンド・オヴ・ミュージック」の舞台となったザルツブルグへ

映画の中で「ドレミの歌」が歌われたミラベル宮殿






写真)ミュンヘン新市庁舎前にて。ミュンヘン寒すぎました〜〜〜

5月と言えばホワイトアスパラガス。Mizko、大好きぃ〜〜〜





おいもと一言で言っても色々売っています


madame_mizko at 19:48|Permalink│Comments(0)│
April 20, 2025
日本人なのに日本でカルチャーショック?!大阪編
写真:本日4月20日はPasqua(イースター)で、明日月曜日は祝日です

卵型のチョコレートと鳩の形をした焼き菓子Colomba(コロンバ)。
チョコの中にはプレゼントも

今年はご近所の老舗カフェでゲットしました。
可愛いPasquaのクッションカバーも見つけました

(こちらをご覧になる前に京都編Part 1、2、3を先にご覧下さい)

さて今回は大阪編です。ここでも呆れちゃうことの連続でした

◎五つ星ホテルにて
ホテルのスタッフと思える人は何人もいましたが、エントランスホールに入ってチェックインしたくてもフロントデスクにも誰もいず、「いらっしゃいませ」のお声がけもまるで無し。
離れたところにいた、如何にもインターナショナルなホテルマンと思わせるような外国人男性が駆け寄って来て、「いらっしゃいませ。チェックインですか」と尋ねるので、そうですと答えると、周囲を見渡してスタッフを探しているのですが、飛んで来るスタッフもいないので、彼がチェックインをしてくれました。
チェックインの手続きをして、彼はまた周囲を見渡したのですが、ベルボーイも近くにいず、「私がご案内します」と率先して荷物を手に取り、お部屋に案内して下さいました。
そこでお名刺を下さいましたが、荷物をお部屋に運ぶベルボーイのようなボジションではなく、かなり上の方で、下のスタッフの動きが悪いのでボスが自ら行動した…のは見え見えでした

その後この外国人ボスがスタッフに注意をしたのも見え見えでした
それは…

今度はスタッフからのお声掛けがすごいのです
一々「いってらっしゃいませ」「お帰りなさいませ」

とあちらこちらから声が掛かりました。
しかし翌日外国人ボスがいなくなると、エントランスホールはチェックインした時と同じ、お声掛けは全く無く、しら〜〜とした空気が漂っていました。おもてなしの心は星の数ではありませんね〜

◎タクシーで
行き先を言うと
タクシードライバー:「え〜〜〜〜だいぶ遠いな〜〜〜少なくても30分はかかるよ〜〜」
私:「今日そんなに道が混んでるんですか?」
トライバー:「そうでもないけれど、遠いよ〜〜」
私:「さっきNaviを見たら10分くらいって出ていましたけど」
ドライバー:「30分以上だよ〜」
もう乗って発車してしまったので、不審に思いながら、バッグの中からIphoneを出し、NaviをOnにして、ずっとNaviで確認していました。それからドライバーは無言になりました。
私:「道は混んでいないし、ここからはもう数分ってNaviに出ていますよ」
ドライバー:無言
私:「この駅から徒歩5分と出ているので、もう直ぐじゃないですか〜」
ドライバー:無言
結局大阪駅から10数分で到着。
ドライバー:「なんか〜変なこと色々言っちゃってごめんね〜」
私:そんなすぐバレるようなインチキをしようかと思ったのかともう呆れて…「あ〜はいはい」と降りました。
◎居酒屋さんにて
日本酒好きなスタッフも一緒に4人で行き、この日は寒かったので熱燗を注文。
4人:乾杯と言って一口飲んだ瞬間、一斉に首を傾げてしまいました。
いくらマイルドと言ってもこれはお湯で薄めたか、アルコールが飛んでしまったか?兎に角お酒とは思えませんでした。
旅重ねる日本でのカルチャーショックで、文句を言うのも疲れてしまっていたので、ここは目を瞑りましたが…
3杯目は、美味しかった一番最初のお酒を注文したのですが、これもお酒の味が全くしない

私は法律を学んで来たので、それを立証させて謝罪させ、このお酒の代金支払いを拒否することは可能でも、それには時間が必要だと言うことを重々分かっていました。
楽しみにしていたほんのひとときのスタッフとの時間を考えると、それ以上に大切なものはないので、ここは黙って去ろうと思いました。
しかしお会計の時…
「最初に飲んだお酒と同じお酒を3杯目に注文したんですけれど、全く違う味というよりもまるでお湯のようだったんですけれど、どうしちゃったのかしら??」
キャッシャーの男性:「あっそうですか、すみません。」とあまりにも淡々と言い、それだけなので、この一件は彼は知っている、いやグルだと察しました

まあ白黒つけるのは、先にお話しした理由で時間の無駄になるので、こういう時には自分の気持ちを発散させるしか解消法がありません。
出ました〜〜暴れん坊Mizko
浪花で吠える「こちとら江戸っ子イタリア仕込み」


でその後にはスッキリして、スタッフと一緒にとっても楽しい大阪の旅を続けました

madame_mizko at 17:56|Permalink│Comments(0)│