タンザニアから写真が送られて来ました!!12月2日付けの日記「熱くなった夜!」はまだ終わっていなかった?!!

February 06, 2011

マサイ族の友人ー出会い

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写真:小学生とは思えない大きな男子生徒がいますねえ~~!

開校当時より生徒が増えて、木のベンチに3人がやっと座っている!
こうなるとまた頑張って働いて、木のベンチの差し入れ(?)もしたいものです。


この小学校は、私の4年掛かりのプロジェクトで設立、2006年夏に開校式を迎えました。

このプロジェクトを始める切っ掛けは徐々にお話するということにして、今回は私のマサイの友人Jをご紹介したいと思います。


彼との出会いはこの学校の開校式直前でした。
このプロジェクトの1スタッフで、空港にも迎えに来ていました。

マサイ族と言っても、普段はその年頃の一般男性と変わらないファッションをしているので、初めて彼に会った時にも、マサイ族とは分かりませんでした。

他のスタッフと一緒に笑顔一杯で迎えてくれたものの、到着後休む暇なく行った打ち合わせでは、Jは私をあまり見ない。机の下の私の足がちょっと彼の足にぶつかったら、思いっきり蹴り返してくる。ふっと私は思いました……(私が女だから???)

話している内にJがマサイ族であることを知り、マサイ族の男性は誇り高き戦士であることを思い出しました。
とにかく皆の前ではニコニコしていても、紅一点の私には冷たい・・・というのがJへの第一印象でした。


Dar es Salaam(ダルエスサラーム)から車でMorogoro(モロゴロ)という町まで長い道を車で走り、やっとホテル入り。荷物を車から降ろす際に男性達は皆大きな重い荷物を運び出す。私にはとても無理なので、軽めの荷物を運ぼうとすると、Jがさっさと軽い荷物を取ってしまう。そんな事を幾度も繰り返され、私は毎回とんでもない重い荷物を運ぶはめになる。

私が重い荷物を引きずりながら運んでいるのを横目で見ながら、Jは紙袋一つを運んでいました。
如何にも私に意地悪しているようでした。私が「いい加減にして!」と思ったのはこの時でした。

ここでの共通語も英語なので、英語で私は彼に言いました。

「ちょっとあなた!何がマサイの戦士よ!テレビで何度も見たけれど、もっと逞しくて、頼り甲斐がある男かと思ったら、女の私が、こんな重たいもの引きずっているのを見ながら助けてもくれようとしないで、自分は紙袋なんて持って!!!時にライオンと闘ったりして勇敢だと思ったら、女にこんなに意地悪で!!!」と思いっきり私は、Jに罵声を浴びせました。


そうはJに言ったものの、今度はJが、私のその態度に怒って何を言ってくるかと思っていたら・・・そうしたらどうでしょう!!!!!Jは初めて私の顔を真っ直ぐ見て、飛び切りの笑顔を見せてくれました。それと同時にJは私の重い荷物を軽々持ち上げて運んでくれました。それから一度も私に重い荷物は持たせませんでした。


真っ黒な顔に真っ白な歯が印象的でした。
まるで私を怒らせたかったみたいでしたし、私が怒るのを待っていたかのようでした。


この一件から、どんな時にも彼は私を助けてくれるようになりました。
マサイ族とはけんかして仲良くなる???

益々男心は女の私には計り知れませぬ。


マサイ族Jの活躍ぶりは次回へ。

















madame_mizko at 00:00│Comments(0)TrackBack(0) アフリカ・タンザニアにて 

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