ミラノモードに戻って来ました!ミラノの真っ青な空の下より (Part 1)

May 27, 2011

I got a chance !

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(ミラノ5月27日)
今日は朝から曇り空。気温は一気に17度ほど落ちて、20度。

暑い日を過ごしていたばっかりに、とても寒く感じます。
革のジャケットを着ている人も…。


お魚のフライを目当てに金曜日のメルカートへ。
路面電車で約10分。

いつも海外で思うのは、公共の乗り物で寝ている人がいるのは日本くらい……。
私自身も日本にいるよりも、顔がきりっとしていると思う…。

持ち物に注意!盗られてたまるか!という意識になる。油断禁物!
特に人込みのメルカートに行く時にはバッグは斜め掛け。

でもバッグを背中に回していたら、「どうぞ、お盗りください。」と言っているようなものなので、当然前に下げ、その上に手で押さえている。厳重な注意の上で、楽しいお買い物を!


到着したら、空はいつ雨が降るかもしれないような黒い雲に覆われている。
それにも係わらずミラネーゼの皆さん、相変わらず消費意欲満点!

安くていいものを皆さんご存知で、そんなお店にはすごい人。


その時でした。突風が吹きました。どこの大きなパラソルもふわっと浮き、お店の人がとっさにパラソルを押さえました。同時に大きな声が聞こえてそちらを見ると、大きなパラソルが引っくり返っている!傍にいた警察官も寄って来ました。怪我人が出たらしい……(写真)。

空は益々黒い雲で覆われ、いつでも大雨になりそう。
お店の人達はどんどんと片付け始め、お店を閉め様としていました。


いつもなら午前9時頃から午後2時頃まで空いているメルカートも今日は早仕舞い。
暑い日も寒い日も多少の雨や雪でも開かれるメルカートも、この強風に加えて大雨がやってきそうなお天気では、早仕舞いも仕方がありません。

私もお魚のお店まで行くのも諦めて帰ろうとした時でした。

あ~!!!私好みのバッグがある!!!

このお店の人もどんどんと商品を車に入れている時でした・・・・・


今までの人生経験で学んだこと…チャンスは二度ない。チャンスは自分の都合の良い時ばかりにやっては来ない。目の前のチャンスはどうにかしてでも摑まないと、二度と訪れないか、幸運にも訪れたとして、それはずっと先になる。

それを実感しているので、目の前のチャンスは絶対ゲットする!どんなことをしても!というのがMizkoの生き方。このバッグ、今見逃したら二度と出合えない!

風は益々強まり、真っ黒な雲から大粒の雨も落ちて来ました。
「片付けるのちょっと待って!あのバッグ、革?いくら?どこ製?」私は早口で尋ねました。

革で、イタリア製。金額は…現金、全然足りない。
「カード使える?」

クレジットカード不可のお店も多いので、使えるという答えにホッ!
しかし時々カードを通す機械がボロで、カードを読み取らないことも多いからまだ不安。

機械がカードを読み取り、ホッ!

でもまた直ぐに不安が…。「あ~~、このカードの暗証番号忘れた!!」イタリアではカードはサインではなく、暗証番号の入力だったのを忘れていました。

「サインじゃだめ???」
お店の人、「暗証番号入力としか画面に出ないよ。」

このバッグとは矢張り縁がなかったのかな~~と思った時でした。
機械がカードを読み取り、サインでOK!遂に私はバッグを手にしました。


さっきパラソルが飛んで怪我をした人が救急車で運ばれて行きました。

暴風雨の中、傘が傘の役目を果たしません。私は自分は濡れても、このバッグは濡れないように抱きかかえて帰って来ました。


私はこのバッグ、絶対に手放さないし、一生大事にします。
ゲットするまで不安があれこれありましたが、縁があったんだと思います。

こんな私好みのバッグをゲットするには、チャンスは二度ない!
勿論お店でも一点ものでした。


News:只今ドイツでは腸管出血性大腸菌 (EHEC)が流行していて、すでに死者も出ました。
地震がなくても、犯罪に病気…世界にパラダイスはありません。

自分らしくいられる場所、それが自分にとってのパラダイスだとつくづく思います。
















madame_mizko at 00:30│Comments(0)TrackBack(0) イタリアにて 

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