February 2022

February 19, 2022

頑張りました!〇〇2周年記念❤️

Readerの皆さ〜ん、Ciao~~~
IMG_1259ミラノは、ある時には我が家のテラスは20度を越し、強い日差しで背中がジリジリするほどいよいよ春が来たのかと思うとまた急に寒くなり冬に後戻り。それが繰り返しの日々です。

日本ではヨーロッパ諸国のコロナ規制緩和のニュースが見られますが、IMG_1183イタリアでは混雑していない室外でマスク着用義務が無くなったくらいです。
グリーンパスは48時間以内のPCR検査陰性証明書も対象になりますが、スーパーグリーンパスは対象外。エスプレッソ一杯をバールで立ち飲みするにも、公共交通機関を利用するにもスーパーグリーンパスが必要。ワクチン2回接種済みでもその有効期限は6ヶ月。それを過ぎていたら無効。義務だの規制だで、緩和どころではありません

IMG_0922私は政府のルールに関係なく、常時マスクは着用しています。写真右上は、今のMizkoが使用しているカラーマスク(上下のピンクは色の濃さが違う。下段はブラックではなくダークブルー)。マスク着用義務のある場所では、FFP2マスク着用が義務です。一年ほど前FFP2が出始めた頃は1枚500円ほどでしたが、だんだんと安くなり、このタイプが義務化になってからは75セント(約100円)一律になりました。赤と黄色はMizkoお気に入りの勝負マスクこれをするとかなり気合が入る写真右下は証明書。偽マスクに要注意

しかしそんな中でもMizkoは、どこまでもマイペースに自分の人生を有意義に着々と歩んでおります

外食しない、飲みに行かない、出前なし、テイクアウトもしない完全自炊生活も2周年記念を迎えます(この生活に入る最後の晩餐は2020年2月21日でした)IMG_1184
コロナ前は外食も飲み歩きも多い生活でしたから、2年も完全自炊生活するなんて想像もしていませんでしたが、私でもやればできるんだな〜と思いました自分にびっくりしたのが、毎日の自炊が苦にならなIMG_0925い。あるものだけでお料理を考えること、頭を使うことが楽しい勿論この2年間でお料理のレパートリーも増えましたし、以前旅した時の味が急に懐かしくなって作ったものもあります。
例えば、トルコの定番朝ごはんのメネメン(menemen)写真左上。玉ねぎや青唐辛子に汁気たっぷりのトマトを加え、卵を加えて仕上げるスパイシーなスクランブルエッグ。トルコ南西部のアンタルヤ(Antalya)のレストランのオーナーであるお父さんに教えて頂いたレシビでジャガイモを入れました。
それからチュニジアを旅した時、ほとんど毎日食べていたチュニジアのソウルフード、ブリック(brik)。
大きな春巻きのようなもので、中にはツナ、ジャガイモ、目玉焼きが入ります(写真左2〜3枚目)

IMG_1271こうした生活を続ける中で、コロナ前も健康だと思ってはいたものの、実はあれこれ問題があったことに気付かされ、この間はそれを自分で調整する良いきっかけとなりました
先ずは今まで長年悩まされていた肩こり首こりが全く無くなくなりましたし、割れたり折れやすかった爪も元気になりました。
食べ物をコントロールするのでは無く、好きなものは食べる飲む。しかしそのタイミングを変えることによって、体全体がとても楽になりました
お水も毎日しっかり飲みますが、どのお水を飲むと私の爪には効果があるかも実験しました
写真上:我が家のミネラルウォーター。LEVISSIMA(レビッシマ。ガス無し。お料理やコーヒー、お茶に)SAN BENEDETTO(サンベネデット。ガス無し。ストレートに飲む)、そして有名な炭酸水S.PELLEGRINO(サンペリグリーノ)。そしてミネラル分が私の爪にとてもいい感じなのが、SAN BENEDETTOです。しかしガス無しなので、S.PELLEGRINOと一緒に今も机の上に置いてあります。
写真下:スーパーの陳列ではありません我が家のお水ストックの一部
前にお話ししましたが、兎に角イタリアのお水は硬水でcalcare(カルカーレ=石灰)が非常に多い為、以前は浄水器を使っていましたが、今ではお料理もミネラルウォーターを使っています。

IMG_1272またヘビーな食後には必ずこの胃腸薬()を飲むのでトラブル知らず。イタリアの食後酒は有名なレモンチェッロやグラッパもありますが、これも色々実験()して、私にはこれFERNET-BRANCA(フェルネットブランカ)写真右下。いつでも常備薬として()家に置いておきたい一本です

そして、今まで色々な外国語を学んで来ましたが、今こそそれが役立っています
色々な外国語でネット検索が可能ですし、情報収集が世界に広がります。IMG_1276
亡き父の言葉を思い出しました…『やって無駄になる勉強は無い』

この2年は不思議な時間でしたが、私にとっては沢山の気付きがあり、とても有意義な日々でしたどんな時でも私の人生の大切な1ページ決して無駄にせず、私は私のペースでこれからも歩いて行きます。亡き母が生前よく私に言っていた言葉を思い出しながら…『他人は他人(ひとはひと)、うちはうち、そしてあなたはあなた』
親の残してくれた言葉は大切な宝物



madame_mizko at 17:25|PermalinkComments(0) イタリアにて | ミラノにて

February 08, 2022

名も知らぬダンディな殿方の粋なお誘い❤️

ひや〜〜Readerの皆さん、ごめんなさいちょっとご無沙汰してしまいましたねIMG_0958
その間に日本のコロナ感染者数もぐんぐんと上がり、びっくりです
どうぞ皆さん、呉々もお気をつけてお過ごし下さいよ〜〜

最近のミラノは、やれ義務だの規制やらで、今までのような明るさや自由な雰囲気は感じられず、なんだか殺伐とした感じ私見ですが。コロナ禍のイタリアの近況は、このネット時代私がお話しするまでもなく、他でも知ることは出来ますので、そちらにお任せすることにして、私はそんな中出会ったダンディな殿方のお話をしたいと思います

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1月の後半、ご近所のスーパーマーケットに行った時のことでした。
コロナ禍のMizkoのお買い物ルールは、
1)スーパーに行く回数少なく
2)滞在時間短かく
で、その為スーパーで考える時間、商品を探す時間をカット出来るように、お買い物リストもスーパーの入口からディスプレイしてある順序に作成しています。そしてスーパーに行く前には頭の中でシュミレーションをしてから行きます。
兎に角このコロナ禍にぼやぼや、グズグズ、もたもた、はんなりしちゃ〜いられません江戸っ子らしくチャチャチャ〜と済ませます

そうして山ほどの商品と共にレジに並んだ時でした。
私の前でお会計をしている男性と目が合いました
勿論マスクをしていましたが、こちらに向ける眼差しが優しく、素敵なコートをお召しの「あら〜んダンディな殿方」IMG_1060

そしてその殿方が私を見て突然言いました…「ちょっといらっしゃい」
いくら眼差し優しいダンディな殿方にそう言われてもついて行く気は毛頭ありませんで、不審な顔をしていたら、「いいからちょっと」とレジと反対の店内にどんどん入って行きました。「なんですか」と尋ねても「いいからいいから」と行って、こちらを振り向きもしないで後ろに手を回し、おいでおいでをしています。まあ店内だし……と後をついて行ったら、急にその殿方は跪き何かを手に取りました。それは大きなバスケットクリスマスや年末年始に売られるギフトセットでした(写真右一番上)
そして殿方は「1ユーロ、1ユーロ」と言うので、このセットが1ユーロとは思えずに、IMG_0978
「何がですか」と尋ねたら、「このバスケットが今日は1ユーロらしいです」と言いました。
私は殿方から必要以上のソーシャルディスタンスを確保したところから、1セットを手に取りました。
殿方も1セット持ち、レジで私はお店の人に、「これ本当に1ユーロなんですか」と尋ねると深く頷きました。
殿方は既に1セットをレジに並べ、そこでその値段がその日たった1ユーロだということをレジの人に聞き、もう1セットを店内に取りに行く際に私を誘って下さったことを知りました。
そこで初めて私は殿方に、超フレンドリーに「ご親切に教えて下さってどうも有り難うございますぅ〜〜」と言いました。それまでは「(ダンディな殿方にも拘らず)コロナ禍はさっさと済ませて帰りたいのに、一体何なのよ〜どこ行くのよ〜」と心で思い、かなり不愛想で大変失礼しました
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セットごとに中身が違いましたが、兎に角早く済ませたいので、特に他と比較もせずに買いました。
で、開けて見たら、イタリアのお正月定番メニュー、cotechino con lenticchie(コテキーノ コン レンティッキエ)セットでした(写真右上2枚目)
パックのcotechino(コテキーノ=北イタリア、モデナ名産の豚肉と香辛料で作られたソーセージ)と乾燥レンズ豆、パスタに野菜のトマトソース、トウモロコシチップ、それとワインはLambrusco(ランブルスコ、スパークリング赤ワイン)でした

今年のお正月にはこの定番メニューを食べていなかったのと、レンズ豆の一粒一粒をお金と見立て、沢山食べるとお金が沢山入るとも言われているので、この機会にレンズ豆を人参や玉ねぎと一緒に煮込み、「1ユーロキャンドルライトサパー」と題し、キャンドルライトに火を灯し美味しく頂きました

いくらシーズンが終わってディスカウントになったと言っても、1ユーロってエスプレッソ一杯と同じ値段です。それでプリモ(一皿目)、セコンド(二皿目)とコースで頂きました 
もうこれだけでレンズ豆の金運ご利益を頂いたようなものです
名も知らぬダンディな殿方の粋なお誘いに感謝


madame_mizko at 19:06|PermalinkComments(0) イタリアにて | ミラノにて