March 2011

March 30, 2011

Bacio e abbraccio (キッスとハグ)

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ミッチョリーナからのお知らせとお願い:
先日お知らせしましたが、もうすぐMizko’s ”Via Marcona” はopenして一年になりますので、この一年間の売り上げの半分を東北関東大震災の義援金として日本赤十字社に寄付させて頂きます。
それに加え、今回義援金集めとしてのチャリティーセールを開催することにしました。
チャリティーセールでの売り上げ全額を義援金とさせて頂きます。

この他、私は個人的に不動産貸付の仕事をしていますので、今回被害に遭われ、東京でお仕事を見つける方に、一年間の期限付きで空室になったお部屋を無料で提供することにし、都庁に登録しました。タンザニアの学校、地雷で負傷した子供達への支援に加え、これが今私が出来る全てのことだと思います。微力でありますが、小さな力も集まれば大きな力になると信じています。このチャリティーセールにどうかご理解とご協力をお願いします。

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写真:ミラノに戻ったら一番に、夜になるとドゥオモの頂上に金色に輝くマドニーナ様にお祈りに行きたい。

本来ならばこの頃になると日本全国お花見気分、浮かれ気分になりますが、今年は春が来たかと思ったら、一気に真冬になってしまったようですね…。


私のミラノへ帰る日程も今では分からず仕舞い…。
もう少し東京が落ち着いたら帰ることにしましょう。

毎回ミラノに帰ると、ラテンメンタリティー独特の熱い出迎えをしてくれる彼らなので、こんな大災害の後帰ったら、いつもに増して沢山のbacio と aabbraccio (キッスとハグ)を貰うでしょう。


私もキッスとハグのある環境に子供の頃からいたので、外国人の友人には当然、日本人でもそういう習慣のある友人達には表参道の人込みでも、「久しぶり~~!」なんてぎゅっとハグして左右のホッペにキッス。同性でも異性でも。

そして嬉しい時にも悲しい時にもお互いに相手の胸に飛び込む…。
それがMizkoにはフツウの行為。逆にキッスもハグもない日本式の方が不自然。


でもあまりそういうことに馴染みのない方には友人とて致しません(驚かれるので)…その時は日本モードで行動します。


こんなMizkoが納得いかない映画…「幸せの黄色いハンカチ」。
刑務所から出所した夫、高倉健を、妻の倍賞千恵子が黄色いハンカチーフを竿に一杯つけて待っていて、長い年月を経ての再会だというのに、夫が一番にしたことは、持っていたバッグを妻に渡し、キッスはともかくハグもなくThe End !

その映画をドイツに住んでいた頃テレビで見た時には「なに~~これ!」と思いました。

今の私なら、ずっと帰りを待っていたのにハグもキッスもなく、バッグなんて渡されたら、「私が長年待っていたのは、こんなバッグじゃない!!」とバッグを投げ捨てて怒っちゃって、泣いちゃって、暴れちゃうかもしれません?!

今回色々な国の友人達に心配をかけメールを貰い、誰もがメールの最後にキッスとハグを送ってくれましたが、イタリア人の友達からはいつものabbraccioではなく、 un grosso(大きい) abbraccioやun forte(強い) abbraccioでした。

この日記をいつも読んで下さっている皆さんにも…
Bacio e abbraccio











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March 28, 2011

世界は一家、人類は皆兄弟!

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大震災から2週間以上が過ぎ、3月11日以前の日本が夢のようです。
ただですら世界の友人達に心配されるほどの不況であった日本…その上にこの大災害。


私はここのところ海外の友人達への対応に追われています。

ミラノの友人達からは連日「即ミラノに帰って来い」…
ドイツの友人達からも連日「即日本から退避せよ」…

中でもインド、トルコ、モルジブ、タンザニアからは、なんと「すぐに私の家にいらっしゃい」…とメールや電話をもらいました。

その他の国々の友人達も含め、今回の災害では本当に心配を掛けました。


長い間、多くの国々へ旅をし続け彼らと出会い、こんな悲惨な時には国境もなく、人種もなく、宗教もなく、人々の心が一つになり心配をして頂き、今こそ私は彼らに、「世界は一家、人類は皆兄弟」という気持ちを感じています。


写真:地震の数日前にお気に入りのレストランに行きこの写真を撮りました。
今は行くのが怖い………。










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March 20, 2011

Mizkoから皆さんへお知らせ

地震から10日目。
この自然災害の被害の大きさに言葉もありません。


この間私は考えて来ました。微力であれ今の自分に何が出来るのか……。

私は現在2つのボランティア活動をライフワークとして抱えています。

一つはタンザニアの学校設立、井戸掘りに加えて、生徒全員へのスクールバッグや勉強に必要な文具、そしてマラリアから人々を守るための蚊帳などの物資支援も計画中です。そして出来る事なら、彼らの経済的な独立への道を開きたいとも思っています。


第二には、アフガニスタンやアンゴラで地雷を受けて負傷した子供達が治療を受けている…ドイツ国際平和村への訪問と物質支援を最低一年に一回を目標にしています。


この2つを抱えながら、今回の災害に対し自分が出来る事には、本当に限りがあります。

長年ボランティア活動を続けて来て、ボランティアの難しさは…自分が出来ることをしっかり知り、どういう形で加わるかを明確にするべきだと思っています。

熱い気持ちだけでは出来ません。自分の気持ちが熱い時だけ、経済的に余裕がある時だけ協力して、後はほっぽりっぱなし!では、自分勝手なボランティアになってしまいます。


そこで私は、連続的ではない単発的な義援金の支払いに先ずは参加したいと思います。


Mizko’s”Via Marcona”はもうすぐオープンして一年になります。そこでスタッフ一同の同意を得て、この一年間にお買い上げ頂きました売り上げの半分を、東北関東大震災の義援金にさせて頂く事にしました。


改めてこの一年にお買い上げ頂きました皆さんに、心からお礼を申し上げます。











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March 15, 2011

ガラガラの表参道より

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今朝は5時の震源地東京湾の地震の「ぐらっ」で目が覚めました。
11日の巨大地震から、ここ表参道でもどれだけ揺れを感じたことでしょう。

朝からコンビニ巡りをしましたが、カップヌードルやレトルト食品、
缶詰、スナック菓子の棚はほぼ空っぽ状態。
 
それにしても人が少ない。
このショップのオフィスのある”まいせん横丁”も表参道もガラガラ。

表参道のエキチカ、”Cafe de Metro"もいつもよりずっと人が少ない。

銀行も……ほとんど人がいない。


長引く不況で人がぐっと少なくなりましたが、春の訪れと一緒にまた沢山の人が
この表参道に戻って来て、多くの人で賑わっていたのがつい数日前のこと。


お店も節電で照明を落とし、電車の不通で店員さんが出勤出来ないせいか、
閉店しているお店が目立ち、開店しててもお客さんの姿はほとんどない。

今人々がここで求めるものは「もしも…」の時の物ばかり。
そんなお店で皆さん買い占めています。

オフィスに買い置きしていたはずの乾電池も、「もしも…」のためにはだいぶ不足気味。
でも乾電池はどこも売り切れ状態。

電車のダイヤが乱れて、午後から出勤のスタッフTもあちらこちらを探してくれましたが、
特に一番使う単3電池はどこにも見つけられず…。

そんな時に尾道のYちゃんからお見舞い電話…「なにか必要なものはありませんか?」
遠慮している場合ではないので、即お言葉に甘えさせて頂きました。

Yちゃん、お世話になります。あなたのお誕生日の11日にこんな巨大地震が起こっちゃって~~~!

その他の尾道、鞆の浦の皆の「何でも送るよ~」は、嬉しかったです。

数え切れないほどこの土地を旅して来て、よく私はこの土地に対して、「心のふるさと」という表現をして来ましたが、今こそ皆の声がふるさとからの声に聞こえます。

ありがとね(尾道弁)。困ったら遠慮なくお願いします。どうか宜しくね。


写真:尾道の私の好きなお寺の一つ、天寧寺より。
もうすぐここの枝垂れ桜の季節。ここの枝垂れ桜は本当に美しい!
そして天寧寺さんの五百羅漢を一人眺めていると心が落ち着きます。
あ~~また行きたくなりました。


追伸:この日記を書いた後15日22時36分、再び表参道が揺れました。
今回は「ドシン」という感じでした。今回は静岡県富士宮市で震度6強。
いつまでこんな日が続くのでしょうか……。








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March 14, 2011

悲しいホワイトデーになりました。

地震から3日目…時間が経つと益々あの地震が残した爪痕が見えて来ますね。
私達の日本でこんな悲劇が起きるなんて・・・。

テレビの画像はまるで悪夢を見ているよう…夢であって欲しい。目が覚めて4日前の日本に戻って欲しい。
自分の住んでいた家、町、村、そして愛する人々を一遍に一瞬にして失うなんて、これを地獄と言う以外になんと呼べば良いのでしょう。

犠牲になられた方方にお掛けする言葉すら見つけられません。
どんな言葉もその苦しみには足りな過ぎる。

今は、ただただ一人でも多くの命が救われることを祈っています。


西日本の友人の方方へ:ご心配を有難うございました。
あなた達の西の元気を今東に送って下さい。


To  my foreign friends :
 We are all right!
Wir sind OK!Gottseidank !
Stiamo bene ! Ma adesso e impossibile tornare a Milano. Ci vediamo dopo.











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