今は静かなミラノよりMizkoのパワーの源は???Part 2

August 25, 2012

Mizkoのパワーの源は???Part 1

ミラノの家に戻ってまだ数日ですが、Mizkoはすでにしっかりミラノモードです
こちらから日本に戻ると、なかなか時差ボケが抜けませんが、日本より7時間遅れのミラノへの時差ボケは大してありません。
それにお話ししているように、いつまでも日本モードではとてもとてもここでの生活はやっては行けません。
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(閉店のお店が多く、やっとミラノに戻って初のスプマンテ!)

私も海外生活は3カ国目ですが(数ヶ月ドイツに暮らした事があるという方にお会いしたことがあるのですが、ヨーロッパでは数ヶ月くらいはバカンスで海外にも滞在するので、、そのような短期間の滞在は私も生活した内には入れません。)、旅するのと違って、他国に住むと言う事は母国の物差しでは計り切れないことばかり
私は、私の人生に必要な要素の一つにsfida「挑戦」を挙げていますが、こうして他国でその国の言葉でその国の人々と交わりながら生活する事自身が私にとっての大きな挑戦です。
日本では簡単に成し遂げられる事も他国では大変何かを自分が出来るなんて思っていても、その多くが世界の一国の日本という土俵の上だけのことで、一歩世界に出れば、自分の小ささや無力を思い知らされます。そこで成長して行く…それが私の「挑戦」であり、それがもう一つの私の人生の要素であるavventura「冒険」に繋がります。

長い海外生活を経て何度何度も砕かれて、腹立って、悔しい思いをうんとして、流した涙の量知れず…これでもかこれでもかの挑戦…それ無きしては、他国での生活なんてとても無理

特にこの国イタリアは本当に手強い
私は学生時代は数学の計算が大好きで、考え方も特に仕事上では数学的なロジカルな人間です。
しかしこの国イタリアは基本の計算で、2+3=5にはならない
3になったり6になったり…すべてその時による(イタリア人が良く言う’dipende’)。
マサイ族とのメンタリティーの大差も、世界共通の算数のようなロジカル的な話し合いの積み重ねで心を繋げられたと思うのですが、算数が通じないのは難しい。

こんな容易いことがどうしてスムースに運ばないのか
どうしてこんなことに体力的にも精神的にもフルパワーで臨まなければ、先に進まないのか
どうして?なんで?の質問は全て「イタリアだから。」で納得しなければ、到底ここでの生活は先に進めない
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(お馴染みのお店本日開店。ツナとオニオンのピザ。ビールの向こうは歩道、車道、その向こうには路面電車が走っています。そんな所でテーブル出して、道往く人達に見られながらの食事もイタリアならでは!)

こうお話すると、イタリア生活ってそんななの???と思われるでしょうね。
私だけの意見ではありません。特に日本のホスピタリティやサーピスにとっぷり浸っている方には、頭からバケツの中の氷水をかけられた上に、ドカッとバケツまで頭に被された気持ちになるでしょう

「come va?」という日本語のフリーペーパーがあります。そこに「なんとかしてーな!」という特集があり、イタリアでのどうもこうも理解出来ない経験談が記されていました。どの話にも私は大きく頷き、見知らぬ日本人の方々が今日もイタリアのどこかで私と同じ気持ちでいられるのかと思いました。

その記事の内容は…つづく


madame_mizko at 03:03│Comments(0)TrackBack(0) イタリアにて 

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