March 12, 2020

ミラノ暮らし/考えや読みの甘さは命取り

連日イタリアがお騒がせしておりますIMG_9902
イタリア政府からの厳しい制限や禁止令が出て、それは生温いものではなく、違反すれば禁固3ヶ月を含む罰則がありますちょろちょろ動かぬことが一番だと思って3週間程前からとっくに自主的に自宅待機に入っているので、その生活が本格的になっただけで、私の生活に変わりはありません。私の周囲ではパニックも起こっていませんし、皆さん政府の決定に静かに従っています。しかしおこもり生活もMizko流(写真右全て:昨日は初夏のような陽気だったので、my terrace bar でお花と一緒に一杯満月の夜には月光浴もこうしているのが一番安心今はお家がパラダイス



さて、起きるトラブルの90%は自分の考えや読みの甘さだったと前回お話しましたが、あの日も読みが甘かったです
当時はまだまだサファリビギナーで、四駆ではなく、小さなキャンビングカーでした。
それで初めて行ったボツワナでのことです。IMG_9900
ナミビアから入国してしばらく舗装された道を走っていたのですが、急にドスンと落ちる感覚と共に砂にはまってしまいました。辺りは真っ暗動物の声だけが不気味に響いて来ました。サバンナでの闇の怖さは経験しないとなかなか分かりません

◯ボツワナ行きは予定になかったのですが、地図上では道は舗装済みと表示があったので、キャンビングカーでも大丈夫だろう。ちょっと行って見ようという甘い考え。
◯動物やサンセットに見惚れて時間を忘れ、真っ暗の中でのドライブになってしまった。サバンナは勿論知らない国での夜のドライブはもってのほか。計画性の無さ。
自分で避けられたリスクです

無線も何も無かったので、運に任せるしかありませんでした。IMG_9896
深いサバンナでは出て来れなくなった人は沢山いますから、不安と恐怖で一杯でした
その時一番思ったのは母のことでした。
母の母…私の祖母は5人の子供の母親でしたが、3人の子供のお葬式を経験しました。
その時深く悲しんでいた祖母の姿と「親より先に死ぬなんてこんな親不孝はない。」と言っていたことを思い出しました。こんな所で命を落とすわけには絶対にいかない勝手にアフリカまで来て、親不孝をしたら母に申し訳ない」と私は全ての神様に祈りました。

皆さん、その時そこで何が起こったと思いますか
目の前にすごい光が現れ、眩しくて目が開けていられませんでした。
私は本気で神様が現れたのかと思いました…が、目が慣れて目の前に現れたのは、何人かの大きな男性達でした。そして大きなライトがこちらに向けられていました。
なんと彼らはボツワナ陸軍のソルジャー達でしたIMG_9877
戦車1台とジープが2台。戦車を基地に返す為にジープが誘導していたのです。
戦車とキャンピングカーをチェーンで繋げ、砂に埋もれたキャンピングカーはあっという間に引き上げられました。それだけではなく、その後陸軍のジープが舗装された道まで誘導してくれました。
IMG_9869ソルジャーの一人に「あの道はたまたま通ったので、ラッキーだったね」と言われました。サバンナの真ん中に戦車が現れて助けてもらったとは今でも信じられません。後にも先にもあの時だけです……目の前で戦車を見たのは。私にとっては彼らは正に神様でした
(写真上のような光景を見ているとつい時間を忘れてしまうのですが、それがダメ
それからのサファリの旅は、どんな時でも四駆。日没前に目的地に到着することが絶対ルールとなりました。『考えや読みの甘さは命取り』とつくづく反省した経験であり、あの時の助けは一生忘れません

☆日本ではまだまだ暗くなっても女性が一人歩き出来ますが、そういう国の方が少ないと思うべきです。男性でもお気をつけあそばせ








madame_mizko at 14:30|PermalinkComments(0) イタリアにて 

March 06, 2020

ミラノ暮らし/普段からの危機感

コロナウイルス検査も30.000回を越え、感染者がまだまだ増えているイタリア。IMG_9777
今ではイタリア式ご挨拶Baci e abbracci (キスとハグ)もなく握手もなく人との距離は1m…と言われる中、Mizkoの不要不急な外出を避けたミラノ宅でのお籠り生活。
私の周りの皆さんは当然不安に思っていらっしゃいますが、決してパニックになることもなく、静かに終息するのを待っている感じです。メルカート(=路上マーケット)やスーパーマーケットにも商品は十分にあります。パスタもトイレットペーパーも山程あります
こんな時ですから、今回は、私の海外での旅や生活における危機感についてお話したいと思います。

(写真右2枚:今はHappy Hourも自宅で
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Readerの皆さんの中で,今日一日外出時に、
「バッグをひったくられないように
「お財布をスラれないように
「おつりをごまかされないように
と意識を持ちながら過ごした方はどのくらいいらっしゃるでしょうか

イタリアに限らず、私の海外での旅や生活では、毎日そう考えて過ごしています…いえ考えるというよりも当然の習慣になっていて、暮らしの中に普通に「危機感」があります。

私はラグジュアリーの旅からガソリンも水も食料も四駆に積んで、電気も水もないアフリカのサバンナや砂漠で何週間も過ごすというアドベンチャーの旅も沢山して来ました。IMG_9794
場所によって注意点が増え、危機感はUPします

(写真右2枚:木曜日は家の近くのメルカートの日。朝からお店の車が歩道にこの通りこんな時ですから人混み避けて、道路の入口のお店だけでお買い物)

今迄多くの海外での経験は、楽しいことだけではなく、色々なアクシデントもありました。
その約90%は自分の考えや読みの甘さであり、それらは自分次第で回避出来ることです。
しかし本当に怖いのは残りの約10%
自分ではどうにも防げずに、向こうからやって来る災難です。
その例を言いますと、朝方まだ寝ている時にドアを壊して3人の黒人男性が部屋に入って来た。
寝ていたら、午前3時頃何者かが家に侵入しようと、玄関ドアを削っている音に気付いた。
どちらも暮らすのに治安の悪い場所ではありませんから、こうしたことこそ自分では防げず、災難としか言えません。私の身に何事も起きなかったことは神様に感謝していますIMG_9793

私は今回のコロナウイルスの騒ぎで、2月、3月、4月の旅全てを早々とキャンセルしました。
当時イタリアではまだ感染者数が3人でしたが、先を考えると、感染するリスク以外に、イタリア国内、そして行き先の国において、町の閉鎖やそこでの隔離も考えられ(本日日本のニュースでも「ハンガリーで日本人観光客15人が病院に隔離」とありましたが)、途中で足留めになるリスクもある為、今は動かぬ時と決断しました。

旅人Mizkoの旅のルール…「(自分で回避出来る)リスクは最大限に避ける

(写真右2枚:大好きなアネモネ他のお花にはない、何とも言えない色にうっとり

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お正月にカナダ人の友人が家族で旅に行きました。
ヨーロッパの有名な観光地のレストランで家族と食事中、人が近付いたら気付けるようにと奥様を彼の真っ正面に座らせました。そして彼の荷物は足元へ…。だ〜れも近付く様子もなく、お2人も気付かぬ内にその荷物は無くなっ ていましたそれで警察に行って手続きをして車に戻ると、車は壊されていて、トランクに入れていた荷物は盗まれていました一日に2度の不幸が起きました
ご本人は、自分の判断が甘かったととても反省していてその中で家族にケガがなかったことが幸いだと言っていました。
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私はどんなに旅を重ねても旅慣れたくはありません。
慣れると気が緩み「ちょっとだけなら〜」と油断が出ますこれがトラブルに繋がります

足元に荷物は置くな車のトランクに荷物を入れていたら、基本車からは離れない車からどうしても離れなければならない場合には、車を見張れる範囲内でまたはだれか1人が車に残る(愛犬を乗せている場合もあります)座席に荷物を置いて車を離れるのはもってのほか…これもMizkoの旅のルールですそれに車ごと持って行かれるケースも忘れてはいけませぬ


madame_mizko at 18:09|PermalinkComments(0)

March 02, 2020

ミラノ暮らし/コロナウイルスでお騒がせの中で…

IMG_9666すっかり世界をお騒がせしているロンバルディア洲のミラノですIMG_9667
10日程前までの静けさが嘘のような日々です

(写真左:ここでいつも植木を買います。写真右:ここでは雑貨を。笑顔がとってもステキな優しいお兄さんがいます

私の住んでいる所はミラノの中心部ですが、観光客は殆ど来ない場所です。
外出禁止令が出ている訳ではありませんしお店も開いていますが、私の周りの人々は、余程の用事が無い限り外出は一切せずに自宅で過ごしていて、私も皆さんに従ってお家に引き籠っております。
IMG_9680(写真右:オリーブやアンチョビを買います。写真左下:蜂蜜やさんですいつもどれにしようか悩みます)

IMG_9677イタリア人こそこんな時に「”Mamma mia mamma mia(マンマーミア)”なんてこっちゃ〜」とパニックになるかと思っていたのですが、この辺りの私の知っているミラネーゼの方々は全くそういうこともなく、イタリアの感染者数が3人になった頃から、不要不急な外出を避け、事態を静かに見守っている感じです。それにはちょっと感心しました
買い占めしている様子もなく、Mizkoが一番買い占めしてるかも〜

さてコロナウイルスの話ばかりもうんざりですから、今日は(何回か日記に書きましたが、)ミラノのmercatoのお話を写真と共にしましょうね。
IMG_9686(写真右:このお店は便利。なかなかその辺で買えないパーツ等も売っています。ちょっとした東急ハンズ

mercato(メルカート)とはマーケットのことですが、ここでは、道路が閉鎖されてオープIMG_9691ンされる路上マーケットを意味します。普通のマーケットはsupermercato(スーペルメルカート)と呼びます。
(写真左と左下:この八百屋さんは他よりちょっと高いのですが、兎に角新鮮それにミラノ大聖堂の袋が可愛い

ミラノのmercatoはほぼ毎日色々な所で開催されますし、場所によって売っている物や質、そして雰囲気もかなり違います。

私がいつも行くのは木曜日のmercato。何と私の家のすぐ横の道路からかなり長い距離開催されます。
寒い日も暑い日も雨の日も雪の日もです。
近くにスーパーマーケットもありますが、スーパーマーケットには無いものも沢山売っているので、地元人の生活にIMG_9707とってはmercatoはとても大事です

東京とミラノの家を行き来して、今年で18年目。IMG_9684
mercatoでも沢山の方々にお世話になっていて、歩くとあちらこちらからCiaoと声が掛かります。

(写真右:最高に美味しいゴルゴンゾーラとパンのお店。このお父さんは絶対に私にダイエットをさせてくれず、私の顔を見ると、「Mangia! mangia!(マンジャ!マンジャ!=食べろ!食べろ!)」とその場でパンにゴルゴンゾーラをたっぷりつけ、私の口の前に突き出し断り切れないので、最終手段だと「健康診断でお医者さんにダイエットしなさいと言われた」と言ってみたら、間髪入れずに「医者変えろ」と返して来ました。この手は他でも使ったのですが、回答はいつも同じさすがMangia mangiaの国イタリア

イタリアに住み始めた頃、イタリア語の学校の宿題の分からないところは、mercatoのIMG_9697お父さんに教えてもらったり、そのお父さんが分からないと、その隣りのお父さんと相談してくれました。
今でもイタリア語での名前や発音が分からない時、見た事の無い食材のお料理の仕方などを教えてもらっています。皆さんとても良く教えてくれるので、私にとってmercatoは学びの場所でもあります。IMG_9699
それだけではなく、地元の人達との大事なコミニュケーションの場であり、私はここで地元ミラネーゼの生活を学んでいます。
(写真左上:カボチャですよ〜。写真右:こちらは大人気のカシミアのお店。どこよりも質が良いのですが、お値段もそれなりに〜
雑誌で取り上げられるようなお洒落なBARやレストラン、ミラネーゼが全てではありませんからね。
(写真左下:こんなトラムに乗りました
IMG_9663写真は全て2週間前の木曜日、まだイタリアのコロナウイルス騒ぎが静かな時のものです。先週の木曜日もお店も出ていましたし、人出もまずまずでしたが、私はマーケットが開かれている道路には入らず、手前のお店だけで買物を済ませました。
近くのおじいちゃまも遠回りをして人混みを避け、お目当てのお店でお買い物をしていらっしゃいました。

元のミラノに戻るには、かなり時間が掛かりそうですが、Forza Milano Forza Italia
(頑張れミラノ頑張れイタリア

自宅待機の出来る家がある…心から感謝。シリアの人々に平和を

☆今ドイツのニュースで、ドイツ人感染者が病院からインタビューに応えていました(顔を隠しません!)。全く症状が無いとのこと、お見受けしたところもお元気そう。これだからコロナウイルスは怖い
(娘さんが感染したので、ご自分もテストをしたら陽性だったのこと)
☆昨日はイタリアのニュースで病院から退院した方のインタビューがありました(顔を隠しません!)。
「早く家族や友達に会いたい」と満面の笑顔でした

madame_mizko at 13:30|PermalinkComments(0)