March 25, 2020

ミラノ暮らし/Stay at home! 愛が試される時

前回の日記から今日迄の間にイタリアの状況、いえ世界中の状況が一変してしまいました。
この間沢山の方々からお電話やメールを頂き、皆さん、ご心配を本当に有難うございます
ご連絡とても嬉しかったです

(写真右2枚:ご近所さんがバルコニーで音楽を流して歌っていたので、スパークリングを飲みながら観賞。踊っているおばあちゃまもいらっしゃいました)IMG_9981

私は毎日世界主要のニュースは全部見ます。
連日世界のリーダー達が「必死に」国民に訴え掛けています。何度も何度も……
それは『Stay at home』。今や『Stay at home』は世界のルールです

イタリアでは、毎日18時にコロナウイルス情報がネットにUPされます。
その日の国全体と洲ごとの検査数が発表され、その内の何人が感染者で、その感染者の内の何人が重症か軽症かが一目で分かるようにリストやグラフで表されます(回復者数、死亡者数を含む。死亡者は年齢のグラフも)。それに加えて町ごとの感染者数と内容が出ます。
こうしたクリアーな情報提供はとても参考になります。IMG_9979

それと国のリーダーによる厳しい禁止令は、逆に有り難いです。
何よりも今は人命優先ですし、この春の陽気に誘われて、ふらふらと出歩いてしまう人もいますから(多分軽症、無症状感染者を含めて)…。ルールを守らない人がいるから厳しくするしかないとドイツのメルケル首相も強く言っていましたが、その通りだと思います。
そして一旦厳しい禁止令が出たら、こちらもかえって腹が決まり、自宅待機の時間も有意義に過ごせます。

2月にミラノに戻ってからも、途中バンコクでの深刻さを見ていたので、買付けを含む最低限の外出だけをしていたのですが、当時イタリア感染者数3人… しかし何となく「怪しい気配」を感じて、2月21日の時点から食料品を買う以外の一切の外出は止めました。そして3月6日から本日まで一歩も外に出ていません(ゴミ捨てにも…)。今のところは食料もありますし、無いものをどうにかするのは、アフリカのサバンナや砂漠でのアドベンチャーの旅で訓練済みです

「石鹸で手洗いを」と言っても、世界にはそのお水が目の前に無い人が沢山います。
そういう話を聞いただけではなく、そういう現場を沢山見て来ました。
何㌔も先まで歩いて、一個のバケツにお水を汲んで来るのです。
アフリカ、タンザニアに学校を建てた時も、子供達が片道5㌔先まで水汲みに行っていたので、「井戸掘り」をプロジェクトに加えることにしましたから、お水がその場に無いという環境は良く知っています。今やそういうお水の無いところにまでも感染は広がっています。

私が物資支援している「ドイツ国際平和村」には、すぐ連絡し、まだ感染者は出ていないということで先ずは安心しましたが、親元離れてドイツに治療に来ている、病気やケガを負った子供達ですから心配です。
IMG_9960(写真右:小さなお酒コレクッションもベネチアで買ったお気に入りのグラスで、今こそ頂きます

小さな子供を抱えた沢山の難民が、ギリシャ国境に入国を希望して留まっています。そんなところでの感染は想像するだけで恐ろしいです。

クロアチア首都ザグレブで約140年振りの規模の地震がありましたが、避難した人達はコロナウイルス感染も気をつけなければならないので、二重の困難です。

そんな中今私達に出来ることは……『Stay at home

それはどれだけ続くか分かりませんが、屋根のある場所で蛇口をひねればお水も熱いお湯も出る、暖房もある、食料もお酒も()ある生活が出来ることは有り難いことです。
その反面この状況下で働く医療現場の方々を初めとする、私達の生活を支えて下さる皆さんには本当に感謝しかありません。
そしてMizkoを心配して下さる皆さん。
その全てに感謝の気持ちを込めて、(前にもご紹介したことがありますが)「ありがとうロウソク」を灯し毎日8分間の静寂を(写真右下)

このウイルスが怖いのは感染者の半数近くが軽症や無症状者です。
検査を受けなければ、感染者とは知らずに普通に暮らしていたでしょう。

Amore Mizkoとしては、今の状況は「愛を試されているのでは」と思っています。
自分だけ感染しなければいいのでしょうか
「愛している」なんて言葉では簡単ですが、愛する人を本気で守る気がありますか
またその愛する人の大切な人も愛せますか
見知らぬ人、そしてその人の大切な人までを思いやることが出来ますか
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本日3月25日は3(ミ)2(ツ)5(コ)で、勝手ながら『Mizkoの日』と毎年させて頂いています。
この「Mizkoの日」に以下の歌をReaderの皆さんにお贈りします
今このひと時だけは全てを忘れて、以下をクリックして是非お聞きになってください。
そして今こそあなたのAmoreを燃やしてください
ニューヨーク市長が言っていました…Love wins
What the world needs now


madame_mizko at 16:08|PermalinkComments(0) イタリアにて 

March 12, 2020

ミラノ暮らし/考えや読みの甘さは命取り

連日イタリアがお騒がせしておりますIMG_9902
イタリア政府からの厳しい制限や禁止令が出て、それは生温いものではなく、違反すれば禁固3ヶ月を含む罰則がありますちょろちょろ動かぬことが一番だと思って3週間程前からとっくに自主的に自宅待機に入っているので、その生活が本格的になっただけで、私の生活に変わりはありません。私の周囲ではパニックも起こっていませんし、皆さん政府の決定に静かに従っています。しかしおこもり生活もMizko流(写真右全て:昨日は初夏のような陽気だったので、my terrace bar でお花と一緒に一杯満月の夜には月光浴もこうしているのが一番安心今はお家がパラダイス



さて、起きるトラブルの90%は自分の考えや読みの甘さだったと前回お話しましたが、あの日も読みが甘かったです
当時はまだまだサファリビギナーで、四駆ではなく、小さなキャンビングカーでした。
それで初めて行ったボツワナでのことです。IMG_9900
ナミビアから入国してしばらく舗装された道を走っていたのですが、急にドスンと落ちる感覚と共に砂にはまってしまいました。辺りは真っ暗動物の声だけが不気味に響いて来ました。サバンナでの闇の怖さは経験しないとなかなか分かりません

◯ボツワナ行きは予定になかったのですが、地図上では道は舗装済みと表示があったので、キャンビングカーでも大丈夫だろう。ちょっと行って見ようという甘い考え。
◯動物やサンセットに見惚れて時間を忘れ、真っ暗の中でのドライブになってしまった。サバンナは勿論知らない国での夜のドライブはもってのほか。計画性の無さ。
自分で避けられたリスクです

無線も何も無かったので、運に任せるしかありませんでした。IMG_9896
深いサバンナでは出て来れなくなった人は沢山いますから、不安と恐怖で一杯でした
その時一番思ったのは母のことでした。
母の母…私の祖母は5人の子供の母親でしたが、3人の子供のお葬式を経験しました。
その時深く悲しんでいた祖母の姿と「親より先に死ぬなんてこんな親不孝はない。」と言っていたことを思い出しました。こんな所で命を落とすわけには絶対にいかない勝手にアフリカまで来て、親不孝をしたら母に申し訳ない」と私は全ての神様に祈りました。

皆さん、その時そこで何が起こったと思いますか
目の前にすごい光が現れ、眩しくて目が開けていられませんでした。
私は本気で神様が現れたのかと思いました…が、目が慣れて目の前に現れたのは、何人かの大きな男性達でした。そして大きなライトがこちらに向けられていました。
なんと彼らはボツワナ陸軍のソルジャー達でしたIMG_9877
戦車1台とジープが2台。戦車を基地に返す為にジープが誘導していたのです。
戦車とキャンピングカーをチェーンで繋げ、砂に埋もれたキャンピングカーはあっという間に引き上げられました。それだけではなく、その後陸軍のジープが舗装された道まで誘導してくれました。
IMG_9869ソルジャーの一人に「あの道はたまたま通ったので、ラッキーだったね」と言われました。サバンナの真ん中に戦車が現れて助けてもらったとは今でも信じられません。後にも先にもあの時だけです……目の前で戦車を見たのは。私にとっては彼らは正に神様でした
(写真上のような光景を見ているとつい時間を忘れてしまうのですが、それがダメ
それからのサファリの旅は、どんな時でも四駆。日没前に目的地に到着することが絶対ルールとなりました。『考えや読みの甘さは命取り』とつくづく反省した経験であり、あの時の助けは一生忘れません

☆日本ではまだまだ暗くなっても女性が一人歩き出来ますが、そういう国の方が少ないと思うべきです。男性でもお気をつけあそばせ








madame_mizko at 14:30|PermalinkComments(0) イタリアにて 

March 06, 2020

ミラノ暮らし/普段からの危機感

コロナウイルス検査も30.000回を越え、感染者がまだまだ増えているイタリア。IMG_9777
今ではイタリア式ご挨拶Baci e abbracci (キスとハグ)もなく握手もなく人との距離は1m…と言われる中、Mizkoの不要不急な外出を避けたミラノ宅でのお籠り生活。
私の周りの皆さんは当然不安に思っていらっしゃいますが、決してパニックになることもなく、静かに終息するのを待っている感じです。メルカート(=路上マーケット)やスーパーマーケットにも商品は十分にあります。パスタもトイレットペーパーも山程あります
こんな時ですから、今回は、私の海外での旅や生活における危機感についてお話したいと思います。

(写真右2枚:今はHappy Hourも自宅で
IMG_9791
Readerの皆さんの中で,今日一日外出時に、
「バッグをひったくられないように
「お財布をスラれないように
「おつりをごまかされないように
と意識を持ちながら過ごした方はどのくらいいらっしゃるでしょうか

イタリアに限らず、私の海外での旅や生活では、毎日そう考えて過ごしています…いえ考えるというよりも当然の習慣になっていて、暮らしの中に普通に「危機感」があります。

私はラグジュアリーの旅からガソリンも水も食料も四駆に積んで、電気も水もないアフリカのサバンナや砂漠で何週間も過ごすというアドベンチャーの旅も沢山して来ました。IMG_9794
場所によって注意点が増え、危機感はUPします

(写真右2枚:木曜日は家の近くのメルカートの日。朝からお店の車が歩道にこの通りこんな時ですから人混み避けて、道路の入口のお店だけでお買い物)

今迄多くの海外での経験は、楽しいことだけではなく、色々なアクシデントもありました。
その約90%は自分の考えや読みの甘さであり、それらは自分次第で回避出来ることです。
しかし本当に怖いのは残りの約10%
自分ではどうにも防げずに、向こうからやって来る災難です。
その例を言いますと、朝方まだ寝ている時にドアを壊して3人の黒人男性が部屋に入って来た。
寝ていたら、午前3時頃何者かが家に侵入しようと、玄関ドアを削っている音に気付いた。
どちらも暮らすのに治安の悪い場所ではありませんから、こうしたことこそ自分では防げず、災難としか言えません。私の身に何事も起きなかったことは神様に感謝していますIMG_9793

私は今回のコロナウイルスの騒ぎで、2月、3月、4月の旅全てを早々とキャンセルしました。
当時イタリアではまだ感染者数が3人でしたが、先を考えると、感染するリスク以外に、イタリア国内、そして行き先の国において、町の閉鎖やそこでの隔離も考えられ(本日日本のニュースでも「ハンガリーで日本人観光客15人が病院に隔離」とありましたが)、途中で足留めになるリスクもある為、今は動かぬ時と決断しました。

旅人Mizkoの旅のルール…「(自分で回避出来る)リスクは最大限に避ける

(写真右2枚:大好きなアネモネ他のお花にはない、何とも言えない色にうっとり

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お正月にカナダ人の友人が家族で旅に行きました。
ヨーロッパの有名な観光地のレストランで家族と食事中、人が近付いたら気付けるようにと奥様を彼の真っ正面に座らせました。そして彼の荷物は足元へ…。だ〜れも近付く様子もなく、お2人も気付かぬ内にその荷物は無くなっ ていましたそれで警察に行って手続きをして車に戻ると、車は壊されていて、トランクに入れていた荷物は盗まれていました一日に2度の不幸が起きました
ご本人は、自分の判断が甘かったととても反省していてその中で家族にケガがなかったことが幸いだと言っていました。
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私はどんなに旅を重ねても旅慣れたくはありません。
慣れると気が緩み「ちょっとだけなら〜」と油断が出ますこれがトラブルに繋がります

足元に荷物は置くな車のトランクに荷物を入れていたら、基本車からは離れない車からどうしても離れなければならない場合には、車を見張れる範囲内でまたはだれか1人が車に残る(愛犬を乗せている場合もあります)座席に荷物を置いて車を離れるのはもってのほか…これもMizkoの旅のルールですそれに車ごと持って行かれるケースも忘れてはいけませぬ


madame_mizko at 18:09|PermalinkComments(0)